取材を再開しました

こんにちは。前田真之介です。

新型コロナの影響で中断していた取材活動ですが、6月より状況を見ながら再開しました。伺う農家さんと相談をしたうえで、訪問先に極力インパクトを残さない注意をしながら訪問しました。

今年の年明けから入社をした私ですが、間もなくこのような情勢になってしまい農場に伺うことができずにいました。

久々に訪問して感じたことは、いくら情報媒体で知識を得ようが、実践と経験を伴わないと、ただの「情報」に過ぎないということです。

自主期間中は、記事や書籍と向かい合う時間がほとんどで、ピンポイントで情報を得ることはできました。しかし実際にその情報を生かすべき場所(農場)に伺うと「なぜ、こうなっているのか」「この仕組みの背景には何があったのか」など、視覚的・感覚的に飛び込んでくる情報が多く刺激的でした。

酪農経営が上手くいくための選択肢である多くの技術情報を提供するのが本誌の使命ですが、その技術の背景や、情報をより活かしてもらえるようなところも含めて伝えていきたいです。

ちなみに今回、私は初めて「繁殖」と「つなぎ牛舎・飼料の分離給与」を初めて見ました。「フリーストールなどとはどう違うんだろう。どちらが良いだろう」など、結論が出ない疑問が次々に浮かびます。しかし、伺った酪農家さんに共通していた結論の一つに「牛にとって良いか」が根底にあったように感じます。

もちろん、「経済のために」「人のために」などほかにも要因はさまざまあります。そのなかで今の選択をした農家さんの背景や考えに触れたいのでこれからも動ける範囲で取材へ行き、お話を聴いていこうと思います。農場さんの考えや方針によっても取材受け入れの良し悪しはあるかと思いますので、可能な範囲でご協力いただけますと幸いです。