埼玉県 共進会名誉賞は ブルーバンブー アイデアル リサ(青木洋介氏出品)に

2012 年 10 月 19 日

Filed under: — admin @ 4:52 PM ニュース,共進会

埼玉県畜産会・埼玉県酪農協会主催の第48回埼玉県乳牛共進会が19日、開かれた。審査員は高橋貞光氏(日本ホルスタイン登録協会)。
開会挨拶で、青木雄治・同県酪農協会長は「酪農環境はきびしいが、自給粗飼料と牛の改良で経営を安定させたい。それは時間がかかることだが、すぐにできることは牛の居住環境を快適にすることだ。牛とかかわれる喜びを持って酪農を続けよう」と述べた。

☆経産名誉賞(36月以上48月未満の部1位)
ブルーバンブー アイデアル リサ(父シャドーリッジ ドラマチック)
出品:熊谷市 青木洋介氏

☆未経産名誉賞(10月以上14月未満の部1位)
ハギファーム アイオーン ストーマテイック(父ミッドフィールド CCM アイオーン)
出品:上里町 萩原繁氏

・14月以上18月未満の部1位
ハギファーム アイオーン ドミトリー(父ミッドフィールド CCM アイオーン)
出品:上里町 萩原繁氏

・18月以上24月未満の部1位
シミズファーム ポイポイ サンティック
(父ジエンマーク ストーマティック サンチェス)
出品:本庄市 清水義之氏

・経産36月未満の部1位
ローシアン ゴールド マセラティ(父NLBC エルフィン マセラティ ET)
出品:桶川市 島村和寿氏

・経産48月以上60月未満の部1位
タカダファーム リーダー エルヒーローズ(父コムスター エルヒーローズ ET)
出品:上里町 高田茂氏

・経産60月以上の部1位
ムサシ OH ダーハム(父ダーハム ET)
出品:日高市 有限会社加藤牧場

高橋審査員は、「未経産名誉賞牛は、牛に高さ・長さがあり、肋張りが良く、シャープで乳牛らしさがある。経産名誉賞牛は、骨格の強さと、優れた乳器をもった牛だ」と評した。

*参考書籍「牛を知る もっと牛を好きになる」 本誌2012年10月増刊号

あっ、ミッキーだ!

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類


北海道宗谷管内Y牧場にはラップサイレージで作った可愛い牛のオブジェがたくさんあります。
なかにはミッキー・マウスもあります。
「牛(のオブジェ)はたくさん作ったから、違ったものも作ってみたかったんです」とのこと。
Y牧場には牧場生活を経験してみたいという人達が各地からやって来ます。
「皆が喜んでくれるし、元気になって帰っていくんです」とYさんは言います。

地域交流牧場全国連絡会が北海道で研修会を開催

2012 年 10 月 18 日

Filed under: — djito @ 6:23 PM ニュース

地域交流牧場全国連絡会(事務局=中央酪農会議)は17から19日の4日間、北海道で「平成24年度 全国・新人研修会」を開催し、全国から会員60名および事務局20名が参加した。
今年のテーマは「酪農の魅力の再発見―迎える心、訪れる心の交流を通じて―」とし、初めの2日間は札幌市、旭川市、帯広市の3会場に分かれて、交流部会、製造部会、広報部会による部門別研修会を行ない、その後、全員が札幌市に集合し、全体での研修会を行なった。

全体での研修会では藤田毅会長(新潟県・フジタファーム)が、「内外圧により酪農家の体質改善が迫られている今、酪農の存在意義を国民に問うことが大切。その役割を酪農教育ファームは担っており、その酪農教育ファームを支えているは地域交流牧場全国連絡会である。各会員の役割は今後、さらに重要になっていく」と挨拶した。

その後、黒沢寛寿氏(福島県・黒沢牧場)は東日本大震災の現状を報告。除染作業が難しく自給飼料が使えていない状況、酪農経営の継続が危ぶまれている状況、そうしたなかでも地域交流牧場としての活動を再開したことなどを報告した。

さらに、帯広農業高校の米田敏也校長による講演、吉田恭寛氏(埼玉県・吉田牧場)によるソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)に関する講習、会場別研修成果発表、そして意見交換会などが行なわれた。

【地域交流牧場全国連絡会】=酪農生産者同士が交流・意見交換する場を作り、都市生活者や地域住民との交流活動や教育的活動を進めていくことにより、日本酪農に対する理解や支援を獲得することを目的とする、酪農家による全国ネットワーク組織。今年4月1日現在の会員数は315会員。

※写真=「この研修会でスキルアップしていただきたい」と挨拶する藤田毅会長

都府県の24年度飲用乳価はほぼ据え置き

2012 年 10 月 17 日

Filed under: — maetomo @ 6:25 PM ニュース

社団法人 中央酪農会議の門谷廣茂専務理事は10月17日、中央酪農会議で記者会見を開き、24年度のうち都府県の飲用向け乳価がほぼ23年度からの据え置きで決着したと発表した。

乳価は飲用向けや特定乳製品向け、液状乳製品向けなど用途別に指定団体と乳業者間で取り決めるが、都府県では圧倒的に飲用向け販売数量が多い。門谷専務は、ここ15年の都府県における生乳需給は、飲用牛乳等向け処理量の減少幅より生乳生産量の減少幅のほうが大きく、生乳生産基盤の強化が求められているといい、乳価交渉に際しても、増産への意欲を高めるため、指定団体側からは乳価引き上げを要求したという。一方、乳業サイドは「デフレと低価格志向による牛乳の店頭価格の下落」として乳価引き上げには難色を示したと話す。また、今回決着した乳価交渉は今年初旬からスタートしており、配合飼料価格の高騰など直近の課題については交渉材料に含まれていないことも明らかにした。

また、各指定団体は9月末現在で24年度計画生産数量の増減希望をまとめ、中央酪農会議に提出した。中央酪農会議は集められた希望を基に、10月中に指定団体間調整を行ない、計画生産数量の修正値を発表するとしている。

茨城県共進会:経産名誉賞に フイーンランド ジエスロ ボルトン(弓家直人氏出品)

Filed under: — admin @ 6:05 PM ニュース,共進会

茨城県酪連は17日、第30回茨城県ホルスタイン共進会を開いた。審査員は竹田秀臣氏(オールジャパン ブリーダーズ サービス)。結果は下記の通りで、経産名誉賞牛について「乳器が良いこと」、未経産名誉賞牛は「発育の良さ、望ましいフレーム」などと評した。

☆経産名誉賞(4才以上5才未満の部1位・BU)
フイーンランド ジエスロ ボルトン(父サンデイバレー ボルトン ET)
出品:笠間市 弓家直人氏

☆経産準名誉賞(4才以上5才未満の部2位)
サンシヤイン ドレーク ソル(父フアーオーラ デビージヨー ドレーク ET)
出品:常陸太田市 佐藤晃氏

☆未経産名誉賞(15月以上18月未満の部1位)
NNJ レチエ アモーレ(父リードベン テイー オフ ET)
出品:水戸市 日本農業実践学園

☆未経産準名誉賞(12月以上15月未満の部1位)
シルクフアーム インハーンサー AMS ブラクストン ET(父ブラクストン ET)
出品:守谷市 安孫子健一氏

・10月以上12月未満の部1位
クイーンフアーム ブラクストン ベスト ミリー(父ブラクストン ET)
出品:小美玉市 渡辺悠介氏

・18月以上21月未満の部1位
KL フアースト モーリン ハーゲン ET(父モーリン ストーム ET)
出品:坂東市 木塚陽一氏

・21月以上24月未満の部1位
エツセンス サンチエス アポロ シード ET(父ストーマテイツク サンチエス)
出品:小美玉市 朝倉修一氏

・経産3才未満の部1位・BU
NNJ オールツー ルーシー(父コムスター エルヒーローズ ET)
出品:水戸市 日本農業実践学園

・経産3才以上4才未満の部1位・BU
フイーンランド エアーリード エルヒーロー(父コムスター エルヒード ET)
出品:笠間市 弓家直人氏

・経産5才以上の部1位・BU
パイオニア シーチエ フリーランス(父ブレイデール フリーランス ET)
出品:小美玉市 朝倉修一氏

なお30回目の共進会を記念し、多回出品者33名、多回名誉賞受賞者1名、乳牛改良に寄与した県および酪農協職員に、茨城県酪連会長(大槻和夫氏)から表彰状が授与された。

農林水産祭で塩野谷孝二氏に「内閣総理大臣賞(畜産部門)」

2012 年 10 月 16 日

Filed under: — admin @ 7:28 PM ニュース

今年の農林水産祭で塩野谷孝二 氏(北海道 )が畜産部門で内閣総理大臣賞が授与されることが決まった(今年の酪農青年女性会議発表大会・優勝者)。

受賞の理由は、
1:放牧活用による省力・低コスト牛乳生産 。放牧圧等のコントロールにより放牧草の嗜好性と栄養価を高く維持し、粗飼料自給率100%、TDN自給率70.3%と高いレベルにある。個体観察のほかMUNを指標に管理し、 濃厚飼料の給与量を制限しつつ、経産牛1頭当たり乳量8500kgを維持 し、乳飼比26.4%の低コスト生産を行なっている。また放牧活用により、経産 牛1頭あたり労働時間は85.3時間、労働費も98,301円と少なく、省力的でゆとりある経営となっている。

2:適正な施肥管理による高品質粗飼料生産 。土壌診断に基づく施肥設計、単肥による合理的施肥、グ ランドホックによる物理性改善、苦土タンカル施肥による嗜好性改善などで放牧地 に不食過繁地ができず、掃除刈りも不要となっている。また飼料作物では、早晩 性の異なる草種・品種の組み合わせによる収穫期間の拡大と適期収穫、養分バラン ス適正化のためのトウモロコシ、アルファルファの栽培・利用などにより、濃厚飼 料の節減を実現している。

3:酪農教育ファームと6次産業化。酪農教育ファームの認証を受け、年間1500人の体験を受け入れている。乳 製品の加工販売など消費者と向き合った生産を行なっている。

4:普及性と今後の発展方向。 自給粗飼料および放牧草の高品質生産により、これまでの放牧酪農ではみられな い泌乳量を達成し、さらに濃厚飼料の節減も実現している。低コスト生産した粗飼 料を100%自給し、所得率が34.5%と高いことから、飼料高 騰時にあっても安定的な経営がみこまれる。さらに、酪農教育ファームや乳製品販 売などで地域や消費者と結びついており、次世代型放牧酪農のモデルとなる、などとしている。

授賞式は、11月の農林水産祭で行なわれる。

千葉県共進会のGCはボンドヒル ドリームズ COME TRUE ET(小澤健治氏出品)に

Filed under: — admin @ 6:19 PM ニュース,共進会

平成24年度千葉県乳牛共進会(第60回)が16日、千葉家畜市場を会場に開催された。審査は高橋忠司氏(オールジャパン・ブリーダーズ・サービス)。昨年に続き審査をつとめた高橋氏は「フレームのしっかりした牛が出品された。とくに3歳級、4歳級の経産牛は高いレベルだった。経産名誉賞牛はスタイルの良さ、フレームの確かさ、乳器の良さが際立っていた」と評した。

☆経産名誉賞(48月以上60月未満の部1位・BU)
ボンドヒル ドリームズ COME TRUE ET(父ゴールドウイン)
出品:長南町 小澤健治氏

☆未経産名誉賞(12月以上15月未満の部1位)
アツパーデール シーバー ジユーテイ(父REW シーバー ET)
出品:富津市 石村誠子氏

・15月以上18月未満の部1位
シヨーコー マドンナ テイーオフ シヤワ(父リードベン テイーオフ ET)
出品:茂原市 県立茂原樟陽高等学校

・18月以上21月未満の部1位
IB フアーム アストロ スパート ET(父シーダーウオール スパイアート)
出品:千葉市 伊藤裕介氏

・21月以上24月未満の部1位
セル ボンド ドリーム(父ミネオカ ハノーバー ボンド ET)
出品:君津市 藤 昭治氏

・経産36月未満の部1位・BU
ツクモランド ゴールドウイン マリアンヌ(父ゴールドウイン)
出品:九十九町 作田知志氏

・36月以上48月未満の部1位・BU
サンノー スター ミント(父MD デライト ダーハム アトラス ET)
出品:大網白里町 県立大網高等学校

・60月以上の部1位・BU
ハイエクセル スカイチーフ ラブリン ET(ドナンデール スカイチーフ ET)
出品:八千代市 高橋秀行氏

GCにプロスペクティー マーテイ カイト(和泉正行氏 出品牛)が受賞:栃木県共進会

2012 年 10 月 13 日

Filed under: — admin @ 8:40 PM ニュース,共進会

栃木県は12日、県畜産酪農研究センター広場で「栃木県酪農フェア2012」を開き、県内内外から約800名が参加した。

催しは、消費者とふれあいゾーン(搾乳体験、ミルク王国、牛乳試飲など)と第23回栃木県ホルスタイン改良共進会(出品99頭:8クラス)および酪農関連施設の展示。乳牛共進会の個体の審査結果は次の通り(審査;細野淳氏・アルタジャパン)

☆経産名誉賞(36月未満の部1位)
マロニエ サンチェス ジエツト(父サンチエス)
出品:那須塩原市 畜産酪農研究センター

☆経産準名誉賞(48月以上60月未満の部1位)
プロスペクテリー マーテイ カイト(父マークウエル カイト ET)
出品:那須塩原市 和泉正行氏

☆未経産名誉賞(21月以上24月未満の部1位)
マウンジャム ABLM ファースト ダンデイ ET(父ダンデイー ET)
出品:那須町 小松俊介氏

☆未経産準名誉賞(21月以上24月の部2位)
スノーライト アドベント ニーナ(KHW カイト アドベント RED ET)
出品:那須塩原市 真嶋大輔氏

12月以上15月未満の部
ホクりヨウ ローリングストン(父レーガンクレスト S ブラクストン ET)
出品 真岡市 真岡北陵高等学校

15月以上18月未満の部1位
ハーネストファーム ダンデイ スター ルル(父ダンデイ ET)
出品:那須塩原市 高塩久氏

18月以上21月未満の部1位
ロイマーチン ロイ エルス(父ジョーダン ET)
出品:那須塩原市 室井忠則氏

経産:36月以上48月未満の部1位
コバリ スロクルド マローケン(父NLBC ワージング マロケーン Et)
出品:那須塩原市 小針勤氏

経産:60月以上の部1位
スノーライト ブラツク パール コラ(父ダンデイ ET)
那須塩原市 和田泰氏

細野審査員は「いずれも品位に満ちた牛が選ばれた」と評した。なお、同共進会出品は関東地区乳牛共進会の予選も兼ねたもの。

 

有機酪農の可能性を求めて日韓が情報交流会:畜産草地研究所が開催

2012 年 10 月 12 日

Filed under: — admin @ 8:03 PM セミナー報告,ニュース

独立行政法人農研機構畜産草地研究所(栃木県那須研究拠点)は12日、世界的に穀物需給が逼迫している中で、自給飼料生産とそれに基づく畜産経営の確立が不可欠とし、その一つの解決策として有機畜産をテーマに、韓国から研究者らを招聘し、県内牧場でソルガムの無農薬栽培を視察後、資源循環型の飼料生産の有効性や方向性に関する情報交換会を開いた。

韓国側から2つの報告があり、同国の酪農事情および有機牛乳のポジションが発表された。それによると、同国ではシェアは極小なものの、畜産環境の面から行政の後押しがあることなどが述べられた。

日本側からは、北海道津別町の有機酪農研究会・顧問の山田輝夫氏(酪農家)が13年に及ぶ有機酪農の実践活動から、経営方針を「エコ酪農」「環境・牛にやさしいエコラジカル酪農」「経済性が確保されるエコノミー酪農」を基本にしている、と報告。飼養管理の基本は牛にやさしい放牧(アニマルウエルフェア)の実施とした。現在、同牧場の生乳を原料にした「オーガニック牛乳」が道内で発売されている(製造販売:明治)。同氏は酪農の「基本は土づくり」とし、イネ科とマメ科牧草がバランス良くなったと述べた。また、イヤーコーンにも取り組み、飼料自給率向上に挑戦中。

そのほか、東北農業研究センターの魚住順上席研究員は「リビングマルチを活用した飼料作物の無農薬栽培」、をレポートした。九州沖縄農業研究センターの山田明央上席研究員が「地域資源を活用した国産飼料100%による牛肉生産技術」について報告した。(文責:関東支局)

*参考記事 月刊Dairy Japan誌  2012年10月号 巻頭記事
*山田牧場HP http://farm-ymd.co.jp/organic/index.html

                  

 

学び舎で

Filed under: — maetomo @ 5:47 AM 未分類

Dairy Japan11月号「酪農教育ファームルポ」の取材で
帯広農業高校の酪農科学科にお邪魔しました。
今回は、農業高校として酪農教育ファームの認証を受けたきっかけと、
その目的や効果などをお聞きすることができました。
今後の酪農業界を担っていく若手酪農家や関係する職業に就くであろう
生徒達に対して、いかに酪農の素晴らしさを伝えるか、
教師が自ら考え、また、生徒達が自ら学べるような
そんなプログラムの一つとして酪農教育ファーム活動を掲げています。
詳しくは、Dairy Japan11月号「酪農教育ファームルポ」をご覧ください。

写真は、漫画「銀の匙」第2巻にも登場する石窯です。
そう、帯広農業高校は「銀の匙」のモデル校なのです。
漫画には、この石釜が形そのまま登場しますので、
読んでみるのも面白いかもしれません。

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