緊急事態宣言が解除され、取材活動を再開させていただきました。
久しぶりにお邪魔する現場は兵庫県のT牧場さま。テーマは「妊娠率アップ策」で、すなわち繁殖成績の向上です。いかに妊娠頭数を確保するか、これはいつの時代も酪農のメインテーマの一つですね。
取材日はちょうど繁殖検診日で、T牧場の繁殖を担当するO獣医師ともお話することができました。
T牧場では分娩後40日以降で全頭フレッシュチェックを実施することや、繁殖検診を月2回行ない、授精チャンスを逃さないよう取り組み、現在は分娩後50日以内にほぼ全頭の初回授精を済ませるまでになっていると言います。また授精後28〜30日でのPAGs検査の実施、約40日でのエコー検診、約60日での再鑑定という細かなスケジュールで妊娠の可否を調べています。これによって、受胎しなかった場合などは積極的に次の授精チャンスを狙えるようになったと言います。
そんなT牧場の取り組みはDairy Japan8月号で。
ちなみに写真は、注入器に5円玉を通したもの。T牧場での授精業務の際に、O獣医師が「ご縁がありますようにというおまじないですよ」と教えてくれました。
皆さんも、受胎するためのジンクスやおまじないをお持ちですか? お持ちでしたらぜひ教えてください。