ワーカーに任せていい仕事、任せたくない仕事は、次のどれ? その2

《前のブログの続き》
解答は以下でした。

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《ワーカーに任せていいもの》
ごまかしや手抜きをしても後から必ず結果でばれる仕事。
それは以下。
■搾乳⇒乳房炎や体細胞数でわかる。
■飼料プログラムの調整⇒乳量、乳質、健康などの変化でばれる。
■バンクマネジメント⇒一目でばれる。
■発情の発見⇒他の人間でもわかる。
■子牛の世話⇒下痢、肺炎、清潔などですぐわかる。

《ワーカーに任せたくないもの》
■ストール(牛床)の清掃と手入れ⇒意識的な労働で、バクテリアを意識した仕事をしたかどうか、後から見てもわかりにくい。
■除糞作業⇒本来の目的は乳質の向上であるが、糞を外に出せば、それで終わりと考えがちである。

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ワーカーに任せていい仕事、任せたくない仕事は、次のどれ? その1

弊社から好評発売中の書籍『ふたたび酪農』の著者である伊藤紘一氏(ウイリアムマイナー農業研究所)のセミナーが一昨日(21日)、北海道根室管内の別海町で開催されました。
これは酪農活性検討会(会長/伏見廣氏・別海町)主催によるもので、演題は「日本酪農を取り巻く環境-世界と日本の政治経済情勢-」でした。

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実はその前日(20日)の晩、特別版の「農場スタッフ・トレーニング・セミナー」が行われました。
その演題は「大規模酪農と雇用フタッフ?オーナーの観点とスタッフの観点?」です。

そのなかで伊藤紘一氏は、セミナーに参加された農場スタッフのみなさんに、
「もし、あなたがオーナーならワーカーに任せてもいいのはどれですか? 次の仕事から選んでください」と出題しました。
次の仕事とは以下です。
■搾乳
■飼料プログラムの調整
■バンクマネジメント
■ストール(牛床)の清掃と手入れ
■発情の発見
■子牛の世話
■除糞作業

あなたなら、どれですか?
《次のブログに続く》