石狩管内のS牧場は昨年、牛舎を新築しました。
当時は鉄材が高値で、木材と同じほど。
「であれば木で」ということで、木材を中心とした牛舎を建てました。
さらに、「どうせなら、できるだけ木で」ということで、子牛のハッチも木材で作りました。
草架も木材です。
「木のぬくもり」を子牛も感じているようです。
阿寒TMRセンターを訪問しました。
平成20年に稼働開始し、構成員は23戸(繋ぎ20戸、フリーストール3戸)、飼養頭数は約2800頭、草地は約835ha、コーンは172haです。
同TMRセンターの特徴は、農協営(JA専属職員派遣)であること、そして食品副産物(酒粕、ジャカイモ皮粕、醤油粕、豆腐粕など)をうまく利用して、非常にコストダウンに成功していることです。
同センターの運営、原料仕入れ、製造管理、労務管理…等々にお忙しいセンター長さん。
サイレージの水分含量測定も、「これも大事な自分の仕事」と言いながら、センター長さん自ら行なっておられました。
そして、「センターの使命は、構成員さんに儲けもらうこと」と力強く話されていました。
DJニュース(11月7日付)にあるように、来春には「乳用牛アニマルウェルフェア総合評価法」がまとめられます。
この評価法は酪農家自身が客観的にチェックできるもので、「五つの自由」を軸とし、「施設」「管理」「動物」の三つのベースから評価するものです。
今のところ、以下が予定されています。
「施設」では、飼槽寸法、バンクスペース、水槽の寸法・給水能力、繋留方法、通路幅、横断通路、通路の状態…など18項目。
「管理」では、飼槽の清潔さ、水槽の清潔さ、牛床の軟らかさ、牛床の清潔さ、断尾、除角、削蹄回数…など23項目。
「動物」では、BCS、起立行動、牛体の清潔さ、飛節の状態、蹄の状態、外傷、皮膚病、葛藤行動・異常行動…など12項目。