埼玉県:第3回農業大賞(地域貢献部門)に酪農家の亀田康好氏

2012 年 10 月 11 日

Filed under: — admin @ 10:12 PM ニュース

埼玉県はこのほど、第3回農業大賞「地域貢献部門」大賞を坂戸市の酪農家・亀田康好氏に授与すると発表した。

同大賞は、革新的な農業経営や地域農業の振興・活性化に取り組み、優れた功績を上げた農業者を称え、広く紹介し、県内農業の一層の発展を図ることを目的に毎年、ベンチャー部門および地域貢献部門の分野において優秀な農業者を表彰しているもの。

今年の大賞「地域貢献部門」で受賞した亀田康好氏は、成牛21頭、子牛・育成牛17頭を飼養。約5.5ヘクタールの自給飼料基盤を持ち、就農以来、自給粗飼料主体による乳牛管理と、育種改良による長命性のある牛群づくりに励んできた。
あわせて、消費者交流、食育、酪農教育ファームやモーモースクール(酪農体験など)を通じ、酪農・牛乳・消費者との連携に尽力してきた。これらが評価されたもの。

表彰式は、11月3日(土)に開催される「2012彩の国食と農林業ドリームフェスタ」開会式で行われる。

「牧場まつり」開催案内(雪メグ)

Filed under: — Ryoichi Maeda @ 9:47 AM イベント開催案内

 雪印メグミルク株式会社は11月3日・4日の両日、雪印こどもの国牧場(神奈川県横浜市)で「牧場まつり」を開催する。

 イベントは削蹄ショーや乳搾り体験、バター作り教室など酪農に関するものの他、紙芝居、同社商品の試飲・試食が行なわれる。

 両日とも9:30から16:30まで開催する(強雨の場合は順延)。

日本畜産環境学会が会誌(VOL.11 No.1)を発行

2012 年 10 月 10 日

Filed under: — admin @ 4:10 PM ニュース

日本畜産環境学会(事務局:東北大学大学院農学研究科環境システム生物学分野)はこのほど、秋の学会誌(VOL.11、No.1)を発行した。

内容は、総説、研究報告、原著論文から成り、総説で羽賀清典氏(畜産環境整備機構、麻布大学)は、「硝酸性窒素等に関わる暫定排水基準改定」と題した中で、
「畜産排水は、硝酸性窒素の暫定基準の改定が2013年(平成25年)7月に迫っており、現行の一律基準の100mg/Lにも適合できる汚水処理システムの準備が必要だろう」とし、窒素除去率の高い既存の回分式活性汚泥法や、間欠ばっき法の再評価が重要などとしている。

硝酸性窒素の基準値は一律100mgであるが、畜産現場の現況から暫定基準値が1500mgと設けられていた。しかし、2004年(平成16年)に1500mから900mgに引き下げられ、その後3年ごとに暫定延長が行われ、次回は2013年7月に改定の時期を迎える。

 

高校生考案の「牛乳類を使ったスウィーツ」を来週からセイコーマートで販売

2012 年 10 月 5 日

Filed under: — djito @ 2:09 PM ニュース


酪農学園大学(北海道江別市)と北海道大手コンビニエンス・ストアのセイコーマートは5日、高校生が考案した、牛乳類を使ったお菓子レシピの商品化の発表会を行なった。

同大学は、停滞する牛乳消費拡大対策の一環として、6年前から高校生を対象に牛乳類を使ったお菓子レシピのアイデアを募集する「高校生パティシエコンクール」を実施している。
そして毎回、セイコーマートとの産学連携の取り組みにより、その入賞作品の一部を商品化している。
7回目となる今年は7作品が商品化され、10月8日から11月4日までの4週間、全道のセイコーマート、北海道スパー、およびハセガワストアの1132店で販売される。

同大学の谷山弘行学長は会見で、「毎年応募数が増えており、質が高く、ネーミングも微笑ましい。教職員全員でこのコンクールを支え、大学のカラーとしていきたい」と挨拶した。

株式会社セイコーマート、マーケティング企画部の佐々木威知部長は、「消費者ニーズで健康はキーワードであり、牛乳はそれに合致している。昨年は5品で24万個を販売した。今回は26万個を販売目標とし、牛乳の消費拡大につながるよう精いっぱい取り組んでいく」と話した。

今回の7品は以下のとおり。カッコ内は考案者。
「YOUR SWEETS ムースタルトケーキ」
(三重県相可高校2年・北地茉菜さん)
「YOUR SWEETS モーティラ」
(北海道富川高校3年・蔦慎治さん、栗山佳苗さん、平村侑莉さん)
「YOUR SWEETS クマッチャプリン」
(北海道斜里高校3年・山田将士さん)
「YOUR SWEETS 雪層ミルクレープ」
(北海道斜里高校3年・須藤竜平さん)
「YOUR SWEETS チーズふわやき」
(北海道斜里高校3年・大西彩乃さん)
「YOUR SWEETS じゃがっターチーズケーキ」
(岡山県津山東高校3年・森本菜月さん)
「YOUR SWEETS 牛乳レアチーズケーキ」
(福岡県久留米筑水高校2年・田中朱里さん)

「見える化」のすすめ

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

生産量を伸ばすことを第一の目標としている十勝管内のTさん。
毎月の出荷乳量(数字)を牛舎の事務所の壁に貼り、
対前年比もはっきりと明示しています。
いわゆる「見える化」です。

Tさんは、こうした「見える化」でモチベーションを上げ、
出荷乳量を増やしていくための戦略を練り、
さらにボトルネック(進行の妨げとなる点)を改善するための努力、
情報収集に余念がありません。

「見える化」は確かに効果あります。

福島県:復興に向けて「ミネロ・パイロット・ファーム」が生乳出荷をスタート

2012 年 10 月 4 日

Filed under: — admin @ 12:00 AM ニュース

NPO法人福島農業復興ネットワークが運営する「ミネロ・パイロット・ファーム」(福島市松川町)は5日から生乳出荷を始める。同農場は、県内の東日本大震災および東京電力福島原子力発電所発事故により被災した方々が管理者となって共同経営するもの(本誌2012年9月号参照:写真)。現在は約90頭を飼養、年内には150頭規模となる見込みで、新しいスタートを切る。
*福島農業復興ネットワーク www.far-net.or.jp

傾斜牧草地の除染技術を開発:畜産草地研究所が福島県内で実演

2012 年 10 月 3 日

Filed under: — admin @ 5:35 PM ニュース

農研機構畜産草地研究所(那須研究拠点)は3日、福島県にある独立行政法人家畜改良センターで、傾斜牧草地における放射性物質の除染技術の開発状況を発表した。これは同研究所の栂村恭子氏を研究総括者として、福島県農業総合センター畜産研究所、松山株式会社らが開発したもの。

飼料圃の放射性物質汚染濃度は、リター部(草の茎葉などが枯れ落ち土壌に積もった部分)や土壌に集中しており、プラウなどによる深耕起とディスク耕を併せるとセシウムの除染に効果的であることが分かっているが、傾斜や石礫の多い牧草地では作業が困難だった。

このため、堤防畔草などの刈り取りで使われる無線操縦の傾斜用低重心クローラトラクターに装着できる、ロータリーなどのアタッチメントを開発した。このロータリーは、1)油圧で駆動、2)爪部が広い(石に強い)、3)一つのフランジに6枚の爪を装着(砕土・撹拌性能を向上)、4)ゲージ輪をロータリー軸に近づける(地表の凸凹に、より正確な対応)、などの特徴をもつ。

実証試験は傾斜角度10から12度程度をカバーしており、一般の乗用トラクターでは深耕作業が困難な傾斜牧草地の汚染がより早く進むことを目的としている。今後、実際の草への除染効果やロータリーの耐久性などの試験を経て実用化をめざしている。

問い合わせは畜産草地研究所へ。
http://www.naro.affrc.go.jp/inquiry/index.html

ホクレン家畜市場:9月の初妊牛平均価格は48万4000円(前月比1000円高)

2012 年 10 月 1 日

Filed under: — djito @ 1:34 PM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場8月集計分が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

9月については、暑熱事故などによる一定量の需要は確保されたものの、全国的な厳しい残暑により導入意欲が減退したことから、平均価格は48万4000円(前月比1000円高・前年比7000円高)と保ちあいの推移となった。

10月については、引き続き初妊牛の出回り資源は減少傾向が予測されるなか、更新需要の活発化が見込まれることから、強含みの推移が予測される。

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