初妊牛相場:56.1万円で持ち合い ホクレン家畜市場

2014 年 3 月 27 日

Filed under: — djito @ 6:43 PM 業界情報

hokurenkachiku3

ホクレン家畜市場の初妊牛相場3月集計分が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

3月について、都府県を中心に春産み需要が継続したことから、平均価格は56万1000円(前月比1000円高・前年比2万1000円高)と保ち合いでの推移となった。

4月については、初妊牛価格の高値推移に加え、一部夏産みが出回る時期となることから、やや軟化傾向での推移が予測される。

なお、平成25年度の年間平均価格は52万3000円で、前年比1万5000円高となった。

防疫対策を徹底し、更なる広がり・深まりを:酪農教育ファーム推進委員会

Filed under: — Yayoi Uruno @ 5:00 PM ニュース

CIMG2602

一般社団法人中央酪農会議は、327日都内で、平成25年度第2回酪農教育ファーム推進委員会を開催した。

平成25年度酪農教育ファーム活動事業報告によると、25年度当初の酪農教育ファーム認証牧場は301牧場であったが、うち12牧場が廃業等によって減少、ファシリテーターの指定により2牧場、新たに8牧場が認証を取得したため、25年度末には全国で299牧場となる見込み。酪農教育ファームファシリテーターは、25年度当初は560名であったが、うち19名が退職や認証期限満了等によって減少し、新たに61名が認証を取得したため、25年度末には全国で602名となる見込み。なお、新たにファシリテーターの認証を取得した61名のうち20~30代が7割を占めている。25年度上期の認証牧場での受入(酪農体験)は35008件、376381人であった。25年度上半期に受入が全くなかった牧場が36牧場あり、理由として「防疫の関係から受入をしない」と報告した牧場もあった。

平成26年度酪農教育ファーム活動事業計画によると、26年度から新たに専門委員会を設置すると報告された。理由は、防疫のため受入をしない認証牧場が存在すること、また教育現場では総合的学習の時間の減少により体験機会が減少していることから酪農教育ファーム活動の目的にある「酪農体験」困難な状況となっており、こうした状況を踏まえた酪農教育ファーム活動を推進する必要があることから、今後の酪農教育ファーム活動の方向性等を検証するためである。衛生・防疫対策に関しての酪農教育ファーム活動については、認証牧場の申請時の現地審査、または現地審査において、本会議が作成した生乳生産管理基準および作業手順またはこれに準じる安全・衛生対策を実施しているか等、細かくチェックするための様式の追加、また、防疫対策等を周知するための啓発ツールの作成等があげられた。

優秀な経営および経営改善の発表の場

Filed under: — Yayoi Uruno @ 2:30 PM ニュース,発表会

 

村山昭雄さん・裕子さん

村山昭雄さん・裕子さん

村田一浩さん(左)

村田一浩さん(左)

公益社団法人中央畜産会は、326日、都内で、平成25年度全国優良畜産経営管理技術発表会を開催した。

本発表会は中央畜産会の会員(166組織)等が行なう支援活動を通じて明らかにされた優秀な実績を収めている経営および経営の課題解決のための取り組みを行なっている畜産経営等を表彰し、経営の成果を広く紹介して、畜産経営の改善に資することを目的に開催するものである。今年度は、会員による選考の結果、推薦された12事例のなかから書類選考ならびに現地審査を経て8事例が選定された。事例発表は以下のとおりである。

 

・苦農から酪農(楽農)への道のり酪農歴50年を目指して 北海道 酪農 村山昭雄さん、裕子さん

・植生改善で乳量アップ既存経年チモシー牧草地へのペレニアルライグラス追播による植生改善 北海道 酪農 村田一浩さん

・耕畜連携による粗飼料生産が経営改善の糸口になる 秋田県 肉用牛繁殖 佐藤弘さん

・水田活用で広がるドリームファームの歩み~「常陸牛」率100%一貫経営~ 茨城県 肉用牛一貫 ドリームファーム 佐藤宏弥さん

・環境問題に取り組みながらHACCPを取り入れた、私の養豚経営 長野県 養豚 有限会社中村ファーム 中村秀司さん、中村由美子さん

・カドワキ流一貫経営 4本の矢で父の遺志を受け継ぐ6次化への道 三重県 肉用牛肥育 有限会社三重カドワキ牧場

・自分の肥育素牛は自分で造る。肥育経営から始める、和牛繁殖・肥育一貫経営 広島県 肉用牛一貫 向牧場

・人・鶏・環境にやさしい経営による地域農業の活性化を目指して 大分県 採卵鶏 有限会社鈴木養鶏場

 

上記のうち、酪農経営においては、北海道の村山昭雄さん、裕子さんの発表事例が最優秀賞、北海道の村田一浩さんの事例が優秀賞を受賞した。

 

審査委員長の岡山大学大学院環境生命科学研究科、横溝功教授は「村山昭雄さん、裕子さんの経営は、経営主の不慮の農作業事故から負債が固定化したが、放牧酪農研究会への参加を機に経営努力をし、固定化負債問題から脱却した。評価する点は、1.放牧を通じて、乳牛、土壌、草の個別技術を統合し、放牧に合致した草作りに成功していること、2.放牧地で牧道、給水施設を設置することにより、牧区移動がスムーズになったこと、また、放牧により、牛体が清潔に保たれていること、3.飼料給与の改善、4.健康な経産牛の飼養、5.総労働時間の低減、6.所得率の上昇による収益性の高い経営の実現、7.常に経営情報を交換し、問題の早期発見し、経営改善につなげていること、8.新規就農者の受け入れに積極的であること、以上8点があげられる」と審査講評で述べた。また、村田一浩さんの事例については、「草地改善、乳牛の飼養管理の努力が乳飼比32%と低コスト生産を実現している」と講評した。

北朝鮮における口蹄疫の発生について

Filed under: — djito @ 7:08 AM ニュース

農水省動物衛生課は3月25日、北朝鮮における口蹄疫の発生について、同省ホームページで報告した。
これは2月19日付けの平壌市における発生報告の続報。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/

今回の口蹄疫は1月8日に平壌市の豚農場で始まり、前報では、17カ所に伝播し、多くの経済的被害を受けているという。

Copyright (C) 2005 Dairy Japan Corporation. All Rights Reserved.