高大連携で研究・教育活動の推進

2014 年 3 月 19 日

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 日本獣医生命科学大学(以下、日獣大)と、東京都立瑞穂農芸高等学校(以下、瑞穂農芸高)は、平成26年4月より、高大連携を推進することで合意し、3月19日、日本獣医生命科学大学で調印式が行なわれた。

 同じ都内に開学し、教育理念の共通点が多い両校が共同して「生命・環境・食」に貢献する優位な人材育成を目指すとともに、相互の教育施設や設備を活用し、研究・教育活動の更なる推進を行なうことが今回の高大連携の目的である。

 具体的な事業内容は、高大教員の相互派遣、大学施設・研究室等の高校生の見学および指導、大学生の実習指導充実のための高校での受け入れ等があげられ、動物を使った共同研究も予定されている。

 高大連携推進委員会委員長の牛島仁教授は「高大連携において、お互いに無理がなく、相互にメリットがあることを継続していかなければならない。日獣大の付属農場は山梨県にあり、身近に産業動物がいないことは我が校のデメリットであるが、瑞穂農芸高にはたくさんの産業動物が存在し、以前から学生とともに実習に行っていた。今後はもっと深く勉強していこうと、動物を使った共同研究も予定している。瑞穂農芸高としては、これらを通じてより密に大学進学への意識を高め、また実習としての体験を学問として捉え、深く勉強するきっかけ作りをしてほしいとのことだった。具体的には受精卵移植技術の提供、烏骨鶏を使った実習や研究を共同で行なう予定。数年後、畜産学会等での共同研究の発表を目標としている」と述べた。

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