獣医師側から酪農現場のリスクマネジメントを考える

2012 年 9 月 5 日

Filed under: — admin @ 8:41 PM セミナー報告

ファイザー株式会社は9月5日札幌で、「酪農現場におけるリスクマネジメントを考えるーとくに、農場HACCPとISO22000についてー」をテーマとして、「プロダクションメディスン研究フォーラム2012」を開催し、獣医師をはじめ、酪農、肉牛、養豚、養鶏農家や関係機関など、200名弱が参加した。

開催に先立ち、木田克弥氏(帯広畜産大学 畜産フィールド科学センター、教授)は、「食の安全を製造過程で確保していく、その認証としてHACCPやISOがある」と挨拶した。

講演では、ジョセフ・ノードハイゼン氏(オーストラリア、チャールズ・スタート大学、教授)が、「ヨーロッパでの農場における乳牛のHACCPシステムの取り組み」と題し、HACCPの原則に基づいた獣医アドバイザリープログラムについて、ハードヘルスと生産管理プログラムを交えながら解説した。

赤松裕久氏(静岡県畜産技術研究所、上席研究員)は、「農場HACCPとISO22000:酪農場におけるリスク管理の実際」と題し、国内で初めてISO22000を取得した酪農場として、ISO22000は、HACCPという衛生管理システムと、ISO9001というマネジメントシステムを融合したものであり、この二つを融合することで、より確かな安全性の確保につながると解説した。

このプロダクションメディスン研究フォーラム2012の詳細については、DairyJapan11月号にてご紹介します。

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