最優秀賞(黒澤賞)は長嶋透氏(千葉県香取市)―酪青研経営発表大会ー

2011 年 11 月 16 日

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日本酪農青年研究連盟(委員長=長谷川行夫氏、事務局=雪印メグミルク株式会社・酪農総合研究所)主催の「第63回酪農研究会」が16日、札幌市で開催され、全国から会員の酪農家および関係者など約390名が参加した。
本大会は、昨年は口蹄疫の発生で延期され、今年も東日本大震災および福島原発事故の影響で開催が危ぶまれたが、多くの会員の強い意思により開催となった。

研究発表では、全国各地区から選ばれた6名が発表し、以下の審査結果となった(敬称略)。
【最優秀賞(黒澤賞)】
「これだ! 稲WCSからのインスピレーション」長嶋透(千葉県香取市)
【優秀賞】
「人・牛・地域が協存しあう酪農を追い求めて」藤野和有基(福岡県那珂川町)
【改善賞】
「開拓精神を胸に…。―牛歩確実也―」五十嵐泰士(青森県六ヶ所村)
【努力賞】
「メイドイン勝央町」河本直紀(岡山県勝央町)
【奨励賞】
「シンプル IS BEST !」加賀山英治(北海道幌延町)
「ゆとりある酪農経営を目指して!」横田和之(北海道別海町)

また、事例発表1題、メッセージ発表5題も行なわれた。
【事例発表】
「酪農家になるということ」小泉弘幸(北海道標茶町)
【メッセージ発表】
「私の持続型酪農への取り組みについて」小倉広揮(山梨県北杜市)
「前向きに! ご褒美は子供の笑顔。」水田さつき(兵庫県佐用町)
「雲仙・普賢岳の災害から20年を経て」松本良太(長崎県島原市)
「口蹄疫を経験し今思うこと」中西基博(宮崎県都城市)
「3.11―がんばろう! 宮城―」阿部賢一(宮城県蔵王町)

さらに今回は特別行事として、「災害に対する危機管理―事業継続に向けていかに備え対応していくか―」と題したシンポジウムも行なわれ、北海道農政部技術普及課・鈴木善和氏が「酪農経営における防災対策の基礎」を講演。
その後、鈴木氏および災害経験を持つ会員の酪農家3名が壇上に上がり、フロアと質疑応答を行なった。

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