自給飼料活用型TMRセンターの情報交換会:広域流通が今後の課題

2009 年 3 月 16 日

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3月16日(月)、東京・発明会館で「平成20年度自給飼料活用型TMRセンターに関する情報交換会」が開かれた(共催:畜産草地研究所、全国酪農業協同組合連合会)。

全国で稼動しているTMRセンターは73ヵ所(農水省調べ)。今回の情報交換会は自給飼料型TMRセンターの円滑な運営と、かかえている課題、周辺技術などを整理し、地域に合った自給飼料型TMRセンターの展開を図ることを目的にしたもの。

内容は、次の8講演;
「飼料自給率向上への取組とTMRセンターの果たす役割」(農水省・小林博行氏)
「北海道におけるTMRセンターの最新情報と今後の課題」(オーレンス・時田正彦氏)
「良質自給飼料生産とTMRセンターの取組事例(デリバリーフィード名寄・佐竹敦氏)
「食品加工副産物と飼料稲で自給飼料率向上と乳肉低コスト安定生産を目指して」(那須TMR・藤原基男氏)
「細断型コンビラップを活用したTMRセンターの取組」(JA東日本くみあい飼料・望月雅之氏)
「中九州TMRセンター(熊本県)における烏龍茶粕の利用について」(全酪連・丹戸靖氏)
「TMRセンターを支援するための汎用型飼料収穫機の開発」(生物系特定産業技術研究支援センター・志藤博克氏)
「発酵TMRの調製と給与に関する最新技術」(畜産草地研究所・野中和久氏)

最後に全酪連・三輪達雄氏を座長に発表者らによるパネルディスカッションが行なわれ、「TMRセンターの人材育成」、「国産原料、製品の広域流通化」、「発酵TMRの更なる研究」などが話題となった。

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