イスラエルで開催の第17回国際農業技術展のご案内

2009 年 3 月 9 日

Filed under: — admin @ 10:55 AM 未分類

イスラエル農業がハイテク技術やエコロジーな農業技術の研究開発が盛んなことは、本誌で現在連載中の「イスラエル酪農は、なぜ世界一なのか?」でも、その一端を知ることができる。

在日イスラエル大使館は、同国テルアビブで国際農業展を5月5日から7日まで開催すると発表した。この博覧会は、「アグリテック2009」とも呼ばれ、3年に1回開かれるもの。前回は、海外からも105カ国5500名の参加があった。

展示は、イスラエルの得意分野である灌漑・温室栽培、ハイテク農業、酪農システム、再使用水システム、有機農業などの製品が並ぶ予定。

専門ツアーは前回の例では、酪農・最大搾乳のシステムなど、1日がかりで組まれた。在日イスラエル大使館では、東京発のアグリテックツアーを企画している。

問い合わせ;
イスラエル大使館経済部(担当:原田、山川)
? 03?3264?0398
メール:tokyo@israeltrade.gov.il

これ、何のサイレージ?

2009 年 3 月 6 日

Filed under: — maetomo @ 6:45 AM 未分類

網走農業改良普及センターのI普及員が、
「何のサイレージか、わかりますか?」
と言いながら、これを見せてくれました。
はて??
答えは、ひまわり(夏りん蔵、緑肥作物)のサイレージでした。

これは同管内のRファームが昨年、小麦収穫後の畑に播種し(8月4日)、コーンハーベスター+クラッシャーを使って収穫・調製(10月27日)したものだそうです。
小麦収穫後に空いた畑をムダにしたくない、ひまわりは景観にもいい、ということでRファームは試験的に作付したそうです。
I普及員は、ひまわりサーレージの栄養価、生育期間と栄養価、粒度分布、嗜好性などを調べていました。

新たなチャレンジ、楽しいですね。

北海道の乳検成績、1万1000kg以上は147戸、1万kg代は520戸

2009 年 3 月 4 日

Filed under: — djito @ 7:21 AM ニュース

北海道の昨年(平成20年)の検定成績速報が、(社)北海道酪農検定検査協会より公表された。
これは平成20年1?12月の、経産牛1頭当たり平均成績で、全道平均は以下のとおり。

○乳量:8751kg(前年より+82kg、前年対比100.9%)
○乳脂肪率:4.06%
○乳蛋白質率:3.30%
○無脂固形分率:8.76%
○体細胞数:20万
○リニアスコア:2.7
○分娩間隔:426日(前年より?2日)
○初産分娩月齢:25カ月
○乳代:63万2000円
○購入飼料費:14万5000円
○乳代?購入飼料費:48万7000円

1頭当たり乳量の階層別比率は以下のとおり。
○1万1000kg以上:147戸(前年は137戸)
○1万kg代:520戸(前年は496戸)
○9000kg代:1190戸(前年は1172戸)
○8000kg代:1449戸(前年は1453戸)
○7000kg代:1105戸(前年は1178戸)
○6000kg代:524戸(前年は545戸)
○6000kg未満:141戸(前年は155戸)

稲WCSの泌乳牛への有用性を示唆:全国情報交換会、開かれる

2009 年 3 月 3 日

Filed under: — admin @ 3:07 PM 未分類

3月2日?3日、埼玉県さいたま市内で「平成20年度飼料イネの研究・普及に関する情報交換会」が開かれ、全国から約300名が集まった(共催:畜産草地研究所、関東農政局、全国農業改良普及支援協会)。

早くから飼料イネの研究・普及に携わってきた山形大学農学部・吉田宣夫教授による基調講演「飼料イネ・飼料用米の現状と可能性」が行われた後、5つの技術紹介と3つの事例報告がなされた。

技術紹介では、新潟県畜産研究センターの関誠氏は、試験研究の結果などを基に「イネWCSを主な粗飼料源とした発酵TMRは、泌乳牛への輸入チモシー乾草の代替として有用である」と述べた。

事例紹介では、茨城県水戸地域農業改良普及センターの石川恭子氏は「イネWCSの品質が安定し、乳牛全頭に給与する酪農家が増えている」ことなどを示し、
埼玉県の酪農家・長滝岳氏は「細断型収穫機によるWCSは嗜好性も良く、現在15?/頭・日、給与している」などと述べた。

総合討論では、?食用米との共生問題、?WCSの最大給与量はどのくらいか、?今後の行政の継続性、?広域流通と、できあがったエサの品質保証が今後の課題、などの発言があった。

なお現在、全国の作付面積はイネWCS用に8931ha、飼料用米に1611ha、合計1万542haと見込まれ、さらに広がろうとしている。

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中曽根氏(岩見沢)・細澤氏(千歳)・加藤氏(旭川)が宇都宮賞を受賞

2009 年 3 月 2 日

Filed under: — djito @ 6:58 AM 未分類

(財)宇都宮仙太郎翁顕彰会は3月1日、札幌市内で第41回宇都宮賞表彰式を開催した。
今回の受賞者は以下の3氏。

《酪農指導の部》中曽根 宏氏(岩見沢市)
乳牛の能力・体型の技術的向上を図るための仲間作りに努め、地域検定組合の設立に尽力。BSE擬似患畜の範囲縮小、耳標装着の実現に奔走。酪農ヘルパー利用組合の設立など、JA・行政に地域酪農振興対策への支援を働きかける中心的な役割を担った功績は多大。また、空知地域を越えた北海道の農政運動を展開し、その牽引役として果たした役割は多大。

《酪農経営の部》細澤 伸一氏(千歳市)
 「よい土・よい草・よい牛づくりを基本とした、時代に対応する技術への挑戦」をモットーに、常に新時代を見据えた取り組み姿勢を持ち続けている。企業として成り立つ新たな挑戦として農事組合法人を設立し、効率的な酪農システムを導入。バイオガスプラントを導入し、近隣の食品加工工場から出る残渣物処理と、それから発生するメタンガスを燃料として販売。新しい畜産業の可能性を示した。

《乳牛改良の部》加藤 孝志氏(旭川市)
 牛群検定成績乳量1万955kg、乳脂率3.71%、乳蛋白率3.36%、平均体格得点86.6点と体型・能力のバランスの良さは北海道屈指。雌牛NTPのトップ10%以内に、牛群の26%にあたる10頭が入っており、改良集団のトップクラスに位置づけられている。生涯生産性の向上のために、長命連産性に富んだ牛群の作出に努力している。共進会においても常に上位成績。

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