生乳需要全体の底上げが課題

2012 年 10 月 31 日

Filed under: — maetomo @ 2:10 PM ニュース

j-milkは10月31日、平成24年度第3四半期までの生乳需給の見通しを発表した。これによると第3四半期の生乳生産は北海道で97万t (101.3%)と前年を上回るものの、全国では186.4万t(100.5%)とほぼ前年並みになる見通し。

一方、生乳需要は牛乳等向けが99.2%と微減し、乳製品向けは102.1%と増加する見通し。牛乳需要は震災の影響で比較的堅調だったものから、例年の縮小トレンドに戻ると見られる。乳製品向けはクリームやチーズなど、その他乳製品向けが好調で、特定乳製品向けは前年並みになると見られるが、バターについてはカレントアクセス分に加え、2000tの追加輸入が行なわれたことなどから年末の需要期を乗り切れると予測した。ただし、消費減もその要因の一つであり、安定した酪農乳業の発展には、生乳需要全体の底上げが課題だとした。

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