弥生の風物詩となるタンチョウ

2012 年 4 月 13 日

Filed under: — maetomo @ 6:36 AM 未分類

先日訪れた十勝管内豊頃町にて、
国内希少野生動植物種に指定されており、
北海道の道鳥でもあるタンチョウを見ることができました。
冬には主な生息地として北海道の釧路湿原が有名ですが、
2月下旬から4月初旬にかけて十勝・釧路・根室で繁殖するといいます。

ところで、このタンチョウを見た場所はどこだと思いますか?

実は、同町のとある牧場の中で見たのです。
酪農家さんに聞くと、この時期はいつもいるとのことで、
酪農家さんとしては珍しいものでもなくなっており、
「体が大きく声も大きいから牛が怖がるんだよな」とのこと。
しかし一方で、「これもまたこの時期の風物詩だと思っているよ」とも。

国内希少野生動植物種も大事にしなければいけませんが、
酪農家さんにとって愛牛はそれにも負けない大切な存在ですね。
自分の牛を愛し、牛に愛される酪農家さんでいましょう。

「稲WCS生産・給与マニュアル」第4改訂版をリリース:日本草地畜産種子協会

2012 年 4 月 12 日

Filed under: — admin @ 10:30 PM ニュース

社団法人日本草地畜産種子協会は、「稲発酵粗飼料生産・給与マニュアル」(平成24年3月版)を発刊し、同協会ホームページからダウンロードできるようにした。

これは、稲発酵粗飼料(稲WCS)の作付けが急激に拡大する中、これまでの技術開発の進展や専用品種の開発をはじめ、地域での取り組みの広がり、推奨農薬の見直し、支援施策の見直し等を反映させ、社団法人日本草地畜産種子協会が平成21年度から日本中央競馬会特別振興資金助成事業の助成を受けて実施した「粗飼料生産流通拡大調査研究事業」の成果としてまとめたもの(同書序文より)。

同マニュアルは平成11年に初版が発刊されて以来、4回目の改訂となり、全180ページ。稲発酵粗飼料は、平成12年の502haから平成23年には約2万3000haに拡大し、栽培地域の拡大、コントラクターの利用など多様化した。

国は水田の有効活用による食料自給力・自給率向上の推進力として、稲発酵粗飼料等の飼料作物を戦略作物と位置づけ、その振興を喫緊の課題としている。

同協会ホームページ  http://souchi.lin.gr.jp

平成23年産牧草は天候、原発事故の影響で前年比3%減:農水省が公表

2012 年 4 月 11 日

Filed under: — admin @ 12:30 PM ニュース

農水省は10日、平成23年産の飼料作物収穫量(速報値)を公表した。

それによると、牧草は2678万3000トンで、前年比3%の減となった。これは、作付け面積の減少にあわせ、10アール当たり収量が前年を下回ったことによる、としている。青刈りトウモロコシは、471万3000トンで、同2%増となった。10アール当たり収量が増加したため。ソルゴーは、93万9200トンで、6%減。作付け面積、収量ともに減少したため。

牧草の収量減少は、北海道では天候に恵まれおおむね良好だったが、その他の地域の春先の天候不順で生育の遅れ、東北・関東の一部で原発事故による給与自粛がとられたことなどによる、と分析している。牧草の10アール当たり収量は3550kg(全国の約7割を占める北海道の同収量は3360kg)。

トウモロコシ収量は10アール当たり5110kg(北海道は同5400kg)だった。

都府県別では、原発事故の影響を受けた福島県では、牧草が前年比11%(収穫量)、栃木が同62%(同)、千葉県が同69%(同)などと減少した。

乳用牛評価報告2012・4月国際評価についてのトピックス:家畜改良センター

Filed under: — admin @ 8:43 AM ニュース

家畜改良センターは10日、乳用牛評価報告2012・4月(国際評価トピックスと概要)を公表した
これは4日付で公表した乳用牛評価報告2012?4月国際評価結果について、トピックスと概要を取りまとめたもの。

内容は、
1:2006年生まれの種雄牛の遺伝評価平均
2:主な形質で上位の国内牛
3:上位100以内の国内牛
を表にしたもの。
詳しくは、家畜改良センターのホームページからダウンロードできる。
http://www.nlbc.go.jp

ふれあい牧場で「第11回酪農まつり」を開催:栃木県・酪農とちぎ農協

2012 年 4 月 7 日

Filed under: — admin @ 6:47 PM ニュース

4月7日(土)、都府県最大の生産量を維持する栃木県・酪農とちぎ農協(菊池一郎組合長)は、同農協の酪農ふれあい牧場(研修所、育成牧場)広場で「第11回酪農まつり」を開いた。組合員ら多数が来場し、親睦の時間を過ごした。

内容は、乳牛共進会、手搾り体験、ロール落書き、バターづくりなどのほか、東北からの「B級グルメ」コーナー、大谷石の石窯焼きピザ、女性会による模擬店、乳製品販売など。お楽しみ抽選会や農機具展示、花卉園芸の即売、堆肥提供なども行なわれた。

共進会は串田雅樹氏(北海道・酪農家)が審査にあたり、以下の牛が受賞した。

☆最高位賞・シニア名誉賞・48月以上60月未満の部1位:BU
リージェント ゴールドウイン ロザベル(父ブレイデール ゴールドウイン)
出品・那須塩原市 和田泰氏

☆ジュニア名誉賞・18月以上26月未満の部1位
パインツリー ウエデイング アニバーサリー ET(父カルブレットアイ HH チャンピオン ET)
出品・那須烏山市 中山真介氏

☆インターミディエイト名誉賞・36月以上48月未満の部1位:BU
310 タカノハシ フユリー トイストーリー ジェスロ(父ジエニールー MRSHL トイストーリー ET)
出品・日光市 鷹箸稔氏

☆地区別牛群(3頭1組)1位  塩原西那須野

西日本カワヨ(株)創立30周年記念式典

2012 年 4 月 6 日

Filed under: — maetomo @ 4:59 PM ニュース
挨拶する戸田稔社長

挨拶する戸田稔社長

西日本カワヨ(株)は4月6日、兵庫県・ANAクラウンプラザホテル神戸で、設立30周年記念祝賀会を開催した。同社は昭和57年に設立して以来、輸入粗飼料サプライヤーのリーディングカンパニーとして躍進し、平成19年には売上高73億円を達成した。また九州、西日本の各地に営業所を設置し、地域酪農を支えてきた。 (more…)

ホクレン昨年度の受託乳量は前年比99.9%

Filed under: — djito @ 2:50 PM ニュース

ホクレン農業協同組合連合会は平成23年度の生乳受託乳量(北海道内インサイダー酪農家の出荷乳量、速報値)をまとめた。
それによると378万1176t、前年比99.9%、うるう年修正99.6%で、目標の102%には届かなかった。

支所(地区)別は以下のとおり。
函館=8万673t(前年比101.1%、うるう年修正100.8%)
倶知安=2万4148t(同95.7%、95.4%)
苫小牧=9万2328t(同96.9%、96.6%)
札幌=2万2777t(同95.0%、94.8%)
岩見沢=2万4714t(同90.2%、90.0%)
留萌=11万3567t(同96.9%、96.6%)
旭川=17万5054t(同98.1%、97.8%)
稚内=28万2259t(同99.4%、99.1%)
帯広=106万8271t(同100.5%、100.2%)
北見=55万7273t(同100.0%、99.8%)
釧路=53万3946t(同99.8%、99.5%)
中標津=80万6167t(同100.9%、100.7%)

報徳の精神が宿る酪農地帯

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

十勝管内・豊頃町二宮地区のT牧場を取材しました。
Tさんは、「ここ(二宮地区)は二宮尊徳の孫である二宮尊信が開拓の鍬を入れ、報徳を直伝したところ。その精神が今も宿っていると思う」と教えてくれました。

「報徳」とは、二宮尊徳が独学で学んだ神道・仏教・儒教などと、農業の実践から編み出した豊かに生きるための知恵で、以下を基本とするそうです。
1 至誠(誠を尽くす)
2 勤労(自助努力とともに労働を効率化し社会に役立つ成果を生み出す)
3 分度(収入の枠内で一定の余剰を残しながら支出を図る計画的な経済)
4 推譲(分度生活の中から生み出した余力の一部を、各人が分に応じて拠出し、相互扶助、公共資本、弱者や困窮者救済に充てる)

T牧場は家族労働で、経産牛180頭・未経産牛170頭、年間出荷乳量約1700t。
Tさんの酪農経営に臨む姿勢は、とても参考になります。
詳報はDairy Japan 5月号で。

「乳用牛評価報告 2012:4(海外種雄牛)」を公表:家畜改良センター

2012 年 4 月 5 日

Filed under: — admin @ 8:43 AM ニュース

独立行政法人家畜改良センターは3日、インターブルによる海外種雄牛の評価のNTP順上位牛(2012・4)を公表した。
それによると、
1 ロングラングス オ-マン オ-マン ET
2 エンセナダ タブ- プラネツト ET
3 コ-プ オ-マン ロ-ガン ET
4 ビオリス スリ-マン
5 バ-ビライン M マツチエス ET
6 UFM-ダブス アルタエスクワイヤ- ET
7 ロツタヒル シヨトル 41 ET
8 レ-ガンクレスト ロングタイム
9 ラタツチ オリエント
10 メインストリ-ム マニフオ-ルド

詳しくは、家畜改良センターホームページからダウンロードできる。
http://www.nlbc.go.jp/index.asp

農と地域・街のコミュニティづくりをめざして「青木農業祭2012」、開く

2012 年 4 月 4 日

Filed under: — admin @ 9:10 PM ニュース

4日、栃木県那須塩原市の青木地区を中心に、「青木農業祭2012」が開かれた。同地区の共進会を発展させたもので、昨年(地震)、一昨年(豪雪)と休止となったので、今年は3年ぶりに開かれた。主催は、同祭実行委員会(酪農家、消費者、酪農飼料機器販社などで構成)。市と自治会が共催。

同県は本州トップの酪農生産額をあげ、同市の酪農はその中核となっている。開催趣旨は、酪農家の共進会だけに終わるのではなく、酪農と地域、さらには商店街の活性化などを含め、農業と消費者、商業者などの一体化で豊かな市づくりをめざそうというもの。

共進会、搾乳体験、バターづくり、堆肥提供、牛乳缶・長靴投げコンクール、酪農機器展示、トラクター展示、畜産草地所の研究紹介など、現場の酪農場が誰にでも分かるようなコーナーを充実させ、終日にぎわった。実際のミルカーを組み立て、出品牛の搾乳も行なわれた(写真)。

共進会は、審査員に細野淳氏(アルタジャパン代表)を迎え、未経産名誉賞は、タクヨウ エルフィン キャシー ナナ(出品:那須拓陽高校)に、経産名誉賞は、ビックバリア ダーハム エアロ モーテイ(出品:大関悠太氏)に授与された。

« 前ページへ次ページへ »

Copyright (C) 2005 Dairy Japan Corporation. All Rights Reserved.