十勝で7台ロボット搾乳牧場がスタート―(株)シントクアユミルク

2016 年 3 月 26 日

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十勝管内新得町農協(太田眞弘代表理事組合長)および同町の大型法人牧場などの出資による大規模ロボット搾乳牧場『(株)シントクアユミルク』(代表取締役は同組合長)の落成式が3月26日、同農協で行なわれた。

(株)シントクアユミルクは250ストール牛舎二棟からなる500頭規模。
一棟には搾乳ロボット4台、もう一棟には3台、そして両棟ともに自動換気システムが装備されている。
昨年12月からすでに初妊牛を導入し、2月から別施設で搾乳を始めており、それら約150頭を3月28日から搾乳ロボット牛舎に入れて生産開始する。
職員4人+研修生3人での管理体制。
今年中に400頭飼養、来年度には満床を目指し、近い将来に年間出荷乳量5000tを目標としている。

太田組合長は式典で、「シントクアユミルクは町の生産基盤の一翼を担うとともに、搾乳ロボット7台の生産システムでのデータ取得や、労働不足対策としての省力化モデルとしている。新規就農を目指す人達への研修や準備の支援を果たす機能も取り入れている。少しでも早く安定した経営となるよう、最大努力していく」と挨拶した。

北村一哉牧場長は本誌インタビューで、「ロボット搾乳はこれからの生産スタイルとして必需の一つ。ゆえに先進的に取り組み、多頭飼養そして研修牧場でもロボット搾乳が有効であることを示していきたい」と抱負を語った。

なお、牧場名は『歩む+ミルク』の造語で、『(未来へ)歩みゆく』という意味が込められている。

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