酪農経営基盤強化に向けて:Jミルク

2014 年 2 月 26 日

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農林水産省 渡辺裕一郎調整官

農林水産省 渡辺裕一郎調整官

 

一般社団法人Jミルクは、226日、都内で、第2回酪農乳業セミナーを開催した。

Jミルクの前田浩史専務理事は「この業界の一番大きな問題は、生乳生産基盤の弱体化であり、この問題をスピーディーに確実に改善していくことが、われわれの大きな喫緊の課題である。酪農家の方々、酪農生産関係者の方に政府の政策をお伝えし、政府と一体になりながら生産基盤強化のため実行することが、まず必要なことである」と挨拶で述べた。

本セミナーでは、農林水産省生産局畜産部牛乳乳製品課、乳製品調整官の渡辺裕一郎氏は「国の酪農乳業への政策と今後のその方向性について」、Jミルク企画情報グループ参事の本田航氏は「平成26年度の生乳及び牛乳乳製品の需給見通しと今後の課題の詳細内容」、Jミルク普及グループ部長の木村敬氏は「牛乳乳製品に関する食生活動向調査2013」を、それぞれ発表した。

渡辺裕一郎氏は自身の講演で、26年度の酪農関係経営安定対策として、加工原料乳に新たにチーズ向け生乳を含め、加工原料乳の生産者に補給金を交付する「加工原料乳生産者補給金制度」、生乳生産基盤が弱体化している都府県に対するものとして「酪農生産基盤維持緊急支援事業」、「都府県酪農経営国産粗飼料利用体制強化事業」等を発表した。

集草性能を向上「ロータリレーキ TR2660」:(株)タカキタ

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TR2660

(株)タカキタは、新製品「ロータリレーキ TR2660」を発売した。主な特長は下記のとおり。

 

【主な特長】

  1. 新設計のカムを採用し、集草性能を向上するとともに振動と騒音を低減。
  2. タインアームは6本で、1アーム当たり3本のタインを装備。20cm程度の切りワラでの集草ロスを約2%以下に削減。
  3. フリースイング機構によりトラクタへの追従性を良くし、コーナー旋回時での作業精度を向上。また、機体を持ち上げると自動でセンタポジションに戻り、次の作業位置までスムーズに移動できる。
  4. タインとアームとの接続部は、タインによる草の持ち回りを抑制する独自の構造を採用。
  5. 圃場や作物に応じて、タインの高さを5mmピッチで6段階に調整できる。
  6. タイヤのトレッド幅を630mmとワイドにし、機体バランスの安定化を図った。
  7. 作業中におけるアームへの接触を防止するため、安全ガードを標準装備。
  8. 機体の移動や保管時にはタインパイプを取り外してホルダ部に立てかけることができ、機体全幅を1050mmにまでコンパクトにできる。

     

    【ロータリレーキの仕様】

    型式=TR2660

    ▽用途=牧草・稲ワラ等の集草および簡易な反転作業

    ▽機体寸法=(作業時)全長2365×全幅2650×全高970mm

    (保管時)全長1885×全幅1050×全高1475mm

    ▽機体質量=192kg

    ▽作業幅=270cm

    ▽ロータ数=1

    ▽タインアーム数=6本

    ▽タイン数=18本(1アームに各3本)

    ▽タイン高さ調整=5mmピッチ:6段階

    ▽タイヤサイズ=13×5.00-6PR

    ▽トレッド幅=630mm

    ▽適応トラクタ=13.0~29.5kW(18~40PS)

    ▽装着方式=3点リンク直装式(カテゴリ0・1)

    ▽作業速度=5~9km/h

    ▽作業能率=4~8分/10a

    ▽希望小売価格=522,900円(税込み)(消費税率は5%)

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