北海道酪農技術セミナーに500人が参加

2013 年 10 月 30 日

Filed under: — djito @ 10:44 AM セミナー報告

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今回で3回目となる「北海道酪農技術セミナー」が10月28・29日、帯広市で開催され、北海道内外から約500名が参加した。
事務局長の武中慎治氏(メイプルズクレストコンサルティングサービス)は開催にあたり、「1回目は300人強が参加、2回目は400人強、3回目の今回は500人強と、年々増えている。このセミナーの目的は、酪農に関わるすべての皆さんを対象として、最新かつ実践的な技術を伝え、情報・知識を共通することにある」と挨拶した。

セミナーは「プレ・コンファレンス・ワークショップ」「移行期・繁殖」「飼養管理」「栄養・哺育育成」「乳質・蹄病」「環境」のセッションで構成され、以下の講演が行なわれた(敬称略)。
・「世界のカビ毒汚染状況」グアン・シュー(バイオミン・シンガポール、日本ニュートリション)
・「アミノ酸バランスを整える」平田明日香(エボニックジャパン)
・「移行期の乳牛管理:常識と非常識」大場真人(カナダ・アルバータ大学)
・「乳牛の繁殖成績の現状と課題」堂地修(酪農学園大学)
・「酪農家が自前で持っておきたい技術」濱田将臣(ボーバインベットサービス)
・「朝霧メイプルファームのチャレンジと成果」丸山純(朝霧メイプルファーム)
・「TMRセンターでの飼料設計の考え方―パネルディスカッション」石田聡一(雪印種苗)、林川和幸(上川農業改良普及センター士別支所)、安富一郎(ゆうべつ牛群管理サービス)、武中慎治
・「哺乳管理の足元を見つめなおす」黒崎尚敏(トータルハードメネージメントサービス)
・「レンサ球菌による慢性乳房炎に対するショート乾乳治療の効果」松井崇(ちばNOSAI)
・ワンランク上の削蹄方法の提案」安富一郎、片山正幸(カタヤマ)
・「ドイツに学ぶバイオガスプラントの課題」梅津一孝(帯広畜産大学)

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