TPP交渉会合報告会

2013 年 7 月 29 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:03 PM ニュース

日本の畜産ネットワークは、7月29日、都内で、第18回TPP交渉会合(マレーシア)の報告会を行なった。報告会には公益社団法人中央畜産会の菱沼毅副会長、全国肉牛事業協同組合の山氏徹理事長、および日本酪農政治連盟の斉藤博幹事長が集まった。菱沼副会長は「日本の畜産ネットワークからは、酪農・肉用牛・養豚・食鳥と、各畜種バランス良く参加し(計10名)、畜種間相互の情報交換や、お互いの理解を深め合えた、意義のある旅となった」と感想を述べた。山氏理事長は「現地でオーストラリアの生産者団体と2時間以上かけて意見交換ができて良かった。日本は7月23日の午後、TPP交渉への正式な参加が認められ、いよいよ本格的な戦いが始まる」と述べた。

第19回TPP交渉会合は、2013年8月22~30日にブルネイで開催される予定。

今月の営農技術対策

Filed under: — djito @ 7:13 AM ニュース

北海道農政部は「8月の営農技術対策」を発表した。

家畜飼養における「今月の重点項目」は、
・暑熱ストレスを軽減するため、牛舎内換気や送風など対策の徹底を図る。
・嗜好性が高く消化性の高い良質粗飼料を給与するとともに、給与回数や掃き寄せ回数を増やす。
・発情予定牛のピックアップと観察強化で、発情の見逃しを予防する。
・疾病防止のため、農場内の衛生対策を徹底する。

乳牛の「飼料給与」においては、以下の注意を促している。
ア 8月は乳成分率が最も低下する月である。乾物摂取量の低下を避けるために、嗜好性が高く消化性の高い良質な粗飼料を給与する。
イ 飼槽を清潔に保ち飼料の変敗を防ぐ。また、飼料の給与回数や残飼の掃き寄せ回数を増やす等、乳牛の採食意欲を高める。
ウ サイレージ等の発酵飼料は発熱、カビ等による変敗に注意が必要である。水平型サイロやタワー型サイロでは取り出し幅(深)を20cm以上とする。取り出し後の放置は避け、常に新鮮な状態で給与する。
エ MUNデータを活用して栄養バランスに留意するとともに、エネルギー不足にならないように十分な飼料を補給する。
オ 暑熱時の粗飼料喰い止まりやルーメンアシドーシスの発生を予防するため、重曹(炭酸水素ナトリウム)等を給与する。また、暑熱時はカリウム・ナトリウム・マグネシウムなどのミネラルやビタミンが損失するため補給し、免疫力を高める。
カ 給水施設の清掃をこまめに行い、吐水量を確認し新鮮な水を十分飲めるようにする。

草地における「今月の重点項目」は、
・2番草刈り取りは、NDF消化率が低下しないよう、適期刈りに努める。
・2番草のバンカーサイロでの踏圧作業は、圧縮係数が2.3以上となるよう行なう。
・1・2番草の確保量が不十分な場合は、チモシー主体草地で1番草刈り取り後の施肥量の半分量を施肥し、3番草の収量を確保する。
・混播草地造成のは種は、道東が8月上旬、それ以外の地域は8月中旬までに終える。

詳しくは、北海道農政部・生産振興局・技術普及課のホームページへ。

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