日本酪農教育ファーム研究会発足

2010 年 8 月 9 日

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 酪農教育ファーム活動のさらなる充実を図る研究会として、羽豆成二氏(帝京短期大学前教授)をはじめとした設立呼びかけ人により、「日本酪農教育ファーム研究会」が8月6日に発足した。
 「わが国で酪農教育ファーム活動が始まって10年が過ぎました。今、酪農のもつ教育的価値を生かした実践は、それを実践する教師、その舞台となる牧場を営む酪農家とともに確実に増えています。今後は、その活動の質を高めると同時に、これまで積み上げてきた優れた実践を他の地域にも生かせるように、全国の酪農教育ファーム活動を推進し、その成果を共有できるシステムを確立することが早急な課題となっています。」と本会会長の國分重隆氏は日本酪農教育ファーム研究会設立宣言を発表し、今後の酪農教育ファーム活動にさらなる意欲を示した。
 本研究会は、(社)中央酪農会議と全国の教育関係者により構成され、今まで全国各地で地域ごとに行われていた酪農教育ファーム活動を全国ネットワーク化することで、活動を篆刻的に推進するし、食と教育の両立を目指すことを目的に設立された。初年度会長には國分重隆氏(新宿区立東戸山小学校・校長)が選出された。
 本研究会の呼びかけ人代表・羽豆成二氏は「酪農教育ファーム活動は、まだ広く認知されていない。五感をフルに活用する本物とのふれあいにより、命の学びを伝えることを狙いとし、酪農と教育の一体化を目指す。子どもの心と体のバランスの育成に重点を置く」と話した。

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