無限の可能性

DairyJapan8月号では「酪農のエネルギー問題」を特集に取材しました。

私が取材した群馬県のバイオガスプラントでは、地域の酪農家と協同で運営し、電力を生み出しています。

今まで産業廃棄物として扱われていた糞尿が電力になるなんて、こんなにも画期的なことはあるでしょうか。

今は廃棄物として扱うもののなかにも、近い将来再生資源として生まれ変わるものが新たに見つかるかもしれません。

技術の進歩に驚くと同時に、無限の可能性を秘めた酪農の未来は明るいと感じました。

取材の様子はDairyJapan8月号のルポ特集に掲載しているので、ぜひご一読ください。

 

 

 

未来は明るい

昨日、DairyJapan連載記事「NEO酪農家」で取材をさせていただいた方々数名をお呼びし「今、どうしている?」などの近況報告を含めたフリートークセッションを行ないました。

 

近隣地域の酪農家同士はもちろんよく繋がり情報交換をしていることと思いますが、世代別で、かつ地域を超えたつながりはなかなかできにくいのではと思い開催しました。北海道・福島県よりご参加いただき、先輩酪農家として、弊誌でおなじみ朝霧メープルファーム(静岡県)の丸山純氏にもご参加いただきました。

NEO酪農家達から今抱える課題や目標に向かっての進み方などさまざまな話題を共有していただき、有意義な時間になりました。丸山氏からは「自分の後の世代にここまで熱意のある人達がいることを知らなかった。」と前向きなコメントを頂き、われわれ編集部も、もっと若い世代から業界を盛り立てていかなければと身が引き締まりました。

今後も「NEO酪農家」は続きます。皆さん要チェックです。ぜひ私を取材してくださいという若手の方(20代・熱意のある方)。ご連絡お待ちしています。

 

ゲノム評価:CCR(経産牛受胎率)とFS(飼料節減)を検証中

「ゲノム評価」と聞くと、「難しそう」「うちには関係ない」「使い方がわからない」という方もおられるでしょう。
それならば、Dairy Japan 7月号のルポ特集「ゲノム評価を酪農経営に活かすには」を、ぜひご一読ください。
北海道根室管内のO牧場(700頭)は、ほぼ全頭のゲノム評価データを得ています。
そして、そのデータ項目で注目しているのが、CCR(経産牛受胎率)とFS(飼料節減)。
CCRは、1.0ポイント高ければ、経産牛の受胎率が1.0%高いというもの。FSは、数値が上がれば飼料が節減できるというものです。
O牧場は、この二項目に着目し、「繁殖成績が良いうえに飼料を減らせる牛群作り」を進めています。
Oさんは、「うちで検証して、その成果が普及されて地域の酪農が発展すれば嬉しい」と話していました。

防疫体制の強化を

先日、宮崎県へ出張しました。宮崎へ来ると思い出すのは平成22年に発生した口蹄疫と、その甚大な被害です。

宮崎空港ではターミナル入り口などに写真のような防疫マットを設置し、靴底の消毒を促しています。ただ、先日マットを踏むと、一部のマットでは薬液が乾いている様子でした。そして大きな問題は、このマットを避けてターミナルを出入りできるような設置方法であることです。実際にマットを避けてターミナルを出る人の姿も見ました。防疫マットは「踏んでもらう」ものではなく、「確実に踏ませる」デザインにすべきですし、そのためには長さも足りないと言わざるをえません。

隣国では口蹄疫が発生し、農水省をはじめとする関係省庁や機関は注意を呼びかけています。またコロナ禍が落ち着き、海外からの渡航者も増えてきています。そんな今だからこそ、防疫対策の徹底を!

※写真は以前撮影したものです

人も牛も暑熱対策を!

こんにちは!

DairyJapan本社がある東京は30度近くなる日が増え、すっかり汗ばむ陽気が多くなりました。

私も作業に夢中になっており、気が付いたら全く水を飲んでおらず、はっ!っとする瞬間があります。

夏は水分補給を常に念頭において生活を送ることが重要と感じました。

これからさらに暑い日が増えますので、牛だけでなく皆様も暑熱対策を忘れずに熱中症にはくれぐれもお気をつけください。

 

写真は先日お伺いした群馬県のS牧場での一枚です。

牧場内にきれいに整えられた花が植えられておりました。
きちんと手入れがされた花壇は色鮮やかで牧場を明るくしてくれます。

このような光景は気分もスッキリしますし作業も捗りそうですね!