生産物に価値をつける

取材先で出会ったこちらの牛、日本短角種という和牛の一種で、飼養頭数が少なく珍しい牛なのだそう。肉質は赤身が強く、黒毛和種のように脂の乗りは良くないため、「和牛」というジャンルではあまり価値を見出されてこなかった牛です。

牧場主のNさんは、この牛を健康に育て、脂は多くないもの新たなジャンルの美味しい牛肉を作り上げることを目標にしていました。今までは価値がないとされていた生産物も、求める人に届くように工夫することで、新しい価値を生み出すことができるのかと感動しました。

 

DIYで牛舎を彩る

こんにちは

DairyJapan本社のある東京は連日危険な暑さが続いています。

皆様も水分補給は忘れずに行なってください。

 

さて今回は「学生牛部は今!」でお邪魔した千葉県立旭農業高校の様子をお伝えします。

旭農業高校は県内で唯一牛・豚・鶏の農場HACCPを取得している高校です。

牛舎内はもちろん道具の整理整頓が徹底されており、毎日牛達の記録も欠かせません。

 

取材中、牛舎や周辺にはこんなにかわいい看板がいたるところに。

 

すべて生徒達がDIYで制作したとのことです!可愛くて癒やされますね!

皆様のなかにも、「こんなものをDIYで作った」という物があれば是非教えてください。

続きは旭農業高校の活動内容などが掲載されたDairyJapan9月号でご覧ください。

「摩周珈琲」&「摩周珈琲あいす」


一昨日、釧路管内弟子屈町のJA摩周湖さんを訪問した際、「いいものあるよ!」とKさん。
同町には、蕎麦や摩周和牛などの特産品がありますが、「さらなる特産品を」と5年前から大豆を試験作付け、完成したのが「摩周珈琲」(昨年8月発売)と「摩周珈琲あいす」(昨年9月発売)。

同町産大豆「ユキホマレ」、同町産「生乳」で作られています。
ノンカフェインだから、妊婦さん、授乳中のお母さん、子ども、カフェインが気になる人も安心。
しかも、大豆タンパクとイソフラボンは身体にうれしい栄養成分です。

さっそく、その場でいただきました。
おーっ、美味しい! コーヒーと間違えるほどです。

「摩周珈琲」は、淹れた後の粕(かす)も食べられるので、アイスやいろいろなものにふりかけて二度楽しめます。
いただいている最中、Kさんは「地場産の農畜産物にもっと付加価値を付けていきたい」と熱く語ってくれました。

※写真は「摩周珈琲」(ドリップパック)と「摩周珈琲あいす」、そして焙煎した大豆

無限の可能性

DairyJapan8月号では「酪農のエネルギー問題」を特集に取材しました。

私が取材した群馬県のバイオガスプラントでは、地域の酪農家と協同で運営し、電力を生み出しています。

今まで産業廃棄物として扱われていた糞尿が電力になるなんて、こんなにも画期的なことはあるでしょうか。

今は廃棄物として扱うもののなかにも、近い将来再生資源として生まれ変わるものが新たに見つかるかもしれません。

技術の進歩に驚くと同時に、無限の可能性を秘めた酪農の未来は明るいと感じました。

取材の様子はDairyJapan8月号のルポ特集に掲載しているので、ぜひご一読ください。

 

 

 

北海道らしい

[北海道らしい]

本日、浜頓別町に取材に来ています。浜頓別の皆様、よろしくお願いいたします。

札幌市から300km程度でしょうか。長距離の自動車移動にあまり抵抗を感じなくなってきました。

しかし冷静になって、一昨年まで住んでいた東京から300kmを考えると、愛知県までは行けそうですよ。なかなか遠いなと。

先日家のそばを散歩していた時、道端にアスパラが生えていました。「北海道らしいな」と思いましたが、道内でもなかなか無いことなような気がしますね。

まったく関係のない話で失礼しました。

最近見た「これは便利!」と思う機械を掲載します。

乾草ロールをカットしながら給飼する牽引型の機械です。繋ぎ牛舎で使用されていました。酪農の効率化にも何通りもあるものだなと実感しました。