きれいな牧場は良い経営?

整理整頓。自分には苦手な分野ですが、整理整頓が行き届いた牧場は、良い経営をされているケースが多いように感じます(エビデンスはありませんが……)。そうした牧場でお話を聞くと、乳量や乳成分、繁殖成績などのデータがパッと出てきます。
写真のようにほうきなどの道具が、それぞれきちんと「住所」を持ち、用途を終えたらそれぞれの場所に片付けられる、そんな光景には気持ち良さを感じます。
この写真を振り返り、自分のデスクと仕事道具もきちんと整理整頓しなければと戒められた思いです。

【お薦め書籍】
ちょっとした酪農の話
著者:永井 照久(釧路農業協同組合連合会 酪農技術支援室長)
B5判/248頁

https://dairyjapan.base.ec/items/65569231

 

「農業技術革新・連携フォーラム2024」が開催されています

【「農業技術革新・連携フォーラム2024」が開催されています】
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構、日本経済団体連合会、日本農業法人協会、株式会社クニエの各団体が主催し、2月1日~3月22日までオンデマンドでの開催となっております。
日本における人口減少に伴う労働力不足は深刻な課題となっており、これからの日本農業の安定的かつ 持続的発展には生産性の向上及び流通改革等が必須です。このような状況を踏まえ、農業の技術・経営・経済それぞれが相互に 理解を深め連携することで、農業生産の現場における更なる技術革新の実現を通じて、日本農業の安 定的かつ持続的発展及び国民生活の向上に貢献するため、本フォーラムが開催されます。
30近いオンラインでの技術出店や各種講演など様々です。
オンデマンドですので是非皆さん「自分時間」でご参加ください。
農業経営の様々なヒントが見つかるはずです!

食品製造副産物の可能性

皆さんこんにちは!

今回は先日取材したS牧場での取り組みをご紹介します。

千葉県のS牧場では、7種類の食品製造副産物を利用して、飼料費の削減に取り組んでいました。
品質の安定性や供給量の面などから利用することが難しい食品製造副産物を上手に利用し、飼料費の削減のみならず乳量のアップにもつなげていると言います。
さらに本来廃棄されるはずのものを酪農現場で再利用しているので、温室効果ガスの削減にもつながりSDGsにも貢献しています。

DairyJapan3月号ではこういった食品製造副産物の可能性や、上手に利用するための工夫を取材した様子を掲載していますので皆様ぜひ、ご一読ください。

見てもらうための牛舎

以前取材させていただいたO高校は、昨年牛舎を更新しました。

上から作業の様子や牛を見学できるキャットウォークがついていました。そして施設がとても明るいです!

農業高校における牛舎の役割は、牛を身近に感じてもらうことや、牛乳乳製品を通じて農と食に興味を持ってもらうことだと先生は言います。

綺麗な環境で活き活きと活動する学生さん達の様子を、ゆくゆくは一般の方々に見てもらいたいという思いが込められていました。

素敵な取り組みです!

こちらの牛舎の様子は、Dairy Japan2月号に掲載されています。

ちなみに、弊社ホームページでも記事を公開しています。

 

搾乳タオルの保温に

先日、愛知県のS牧場にお邪魔しました。
S牧場は経産牛約190頭を管理する牧場です。搾乳は8頭Wのミルキングパーラーで行ないます。
取材の主目的はエコフィードの利用とそのポイントについてですが、ミルキングパーラーを見せてもらうと、見慣れない大きなステンレス製のタンクのようなものが目につきました。
フタを開けてみると結構な厚みのある容器です。Sさんは、「搾乳タオルの保温に使っている」と教えてくれました。おそらく、大きな魔法瓶のような作りなのだろうと。
搾乳前に洗濯・殺菌・脱水した搾乳タオルを、お湯を入れたペットボトルとともにこの容器に入れるのだそう。
「搾乳中にタオルが冷めることはない」とその保温性は高いことが伺えます。
皆さんは搾乳タオルの保温、どのようにしていますか?
ちなみに私がよく見かけるのはクーラーボックスを使うケースです。
「うちはこんな方法で保温しているよ」という情報があれば、ぜひ教えてください。