『DairyJapan』個展デビュー

【DairyJapan、個展デビュー】

 

皆さんは、『DairyJapan』に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか。「現場で役立つ」「ためになる」と思っていただけたらこんなに嬉しいことはありません。もしくは「難しい」でしょうか? わかりやすくお伝えできるように頑張ります。

では表紙にはどのようなイメージをお持ちでしょうか。「牛の絵」と思っていただいた方、正解です。残念ながら素敵な女性の写真ではありません。

そんなDairyJapanの表紙の絵を描いてくださっている藤倉豊明先生が、ご兄弟と共同で個展を開かれました。

ニセコ町の有島記念館で期間限定で開催されており、編集部前田も行ってきました。

想像以上にDairyJapan一色の展示であり嬉しいやら恥ずかしいやら。その一部をご紹介します。

素敵に飾ってくださってありがとうございます。藤倉先生いつも素晴らしい絵をありがとうございます。

私の知らない過去のDairyJapanも観ることができてとても面白かったです(実は60年以上続ている雑誌なんです。

道央、道南、後志の方は近いのでぜひ、道北、道東、都府県の方々は遠いけれどぜひ、お越しください。

https://www.town.niseko.lg.jp/arishima_museum/kikaku/kikaku_2022/3798/

 

 

自助努力では対応の限界 十勝管内TMRセンターにて

「TMR製造コストが上がり続けている。もはや何を削ればいいのか……」と十勝管内のTMRセンターの代表は言葉を詰まらせます。「このままでは構成員の経営はもとよりTMRセンターの存続も危ぶまれる。そうなってしまえば地域の酪農も……」と同代表は再び言葉を詰まらせます。
さらに、「国で掲げた酪肉近の目標、食料自給率の目標に向かって国内生産を上げきた。それを抑えろと言われても、生き物を扱う酪農は、そんな簡単に生産量を上げ下げできるものではない。エサを減らせば乳量は抑えられるだろうが、そんなことをしたら牛は不健康に陥り、二度と立ち直れなくなる。そのことを理解してほしい」とリスク計画を加味した政策を切望しています。

牛乳減少者を減らす:「牛乳、飲もうよ!」の声かけを

あらゆる生産資材価格の高騰+増産抑制+猛暑+天候不順……まさに令和の酪農危機です。
もはや生産現場レベルでは対処不可能ゆえ、国家支援、しかも一時的ではない対応が必至です。

そんな中、ショッキングな調査結果がJミルクから今週発表されました。
それは、「牛乳を飲む機会・回数が減ってきている」と回答した消費者(=牛乳減少者)が10.1%で、昨年10月より4.4ポイント上昇したというもの。
6月に行なわれた「牛乳の購買・飲用の状況に関する緊急調査」の結果です(https://www.j-milk.jp/)。

牛乳減少者を減らす、少しでも牛乳の消費を回復させる—-そのために酪農乳業に関わる人すべてが今できることの一つは、「牛乳、飲もうよ!」と周囲の知人(一般消費者)に声かけすることではないでしょうか。
酪農乳業に関わっているがゆえのネタ(酪農話し、牛乳話し、等々)と併せて、ぜひ声かけを。

イラストは中央酪農会議のホームページ「酪農イラスト素材集」より(https://www.dairy.co.jp/)。

生産費高騰に対して今できることは?

先日、酪農家さんとの話の中で「エサ代が年間で600万円以上上がった」という声を耳にしました。これは、日本人の平均年収より高いです。人が一人雇えるほどの値上がりは、一経営体にとっては非常に大きいです。

では、それに対して業界では何ができるでしょうか。たびたび耳にする「酪農乳業界が一丸となって」という言葉の中には誰の、どのような行動が必要なのでしょうか? 役割ごとに考えてみました。

 

酪農家は

今できる管理面、ロスを見つけ、ロスをなくすにはどうするか考え、実践する(こういう時にDairyJapanは役に立ちます)。

今、生乳1Kgが何円で買われ、一方で、生乳1Kgを作るには何円の飼料やコストがかかっているのかを改めて知り、外に強く発信する。

 

組合組織、指定団体は

酪農家がおかれている現状を正しく把握する。

乳業メーカーに対しての乳価交渉

根本的に出口対策となる策の模索

 

乳業メーカーは

酪農家がおかれている現状を正しく把握する。

積みあがる脱脂粉乳、バター在庫の新たな出口、消費方法を考え、実践する。需要がコロナ禍前に戻らなかった場合に備えた対策を考える。

 

酪農家がいなければ乳業メーカー、組合は成り立たないですが、逆もしかりですね。今一度、各々の状況を理解し、大勢が意思を発することで、変わるきっかけが生まれるのではないかと思います。

皆さんが考えつく対策やお考えも、ぜひ教えてください。

チーズ作りに興味のある方、朗報です

【チーズ作りに興味のある方、朗報です】

明日の夜で急遽ですが、スペシャルなチーズ職人によるスペシャルなトークライブの開催お知らせです。

アメリカ・ウィスコンシン州で3月1~3日に開催された「ワールドチャンピオンシップチーズコンテスト(WCCC)2022」の受賞工房からお招きします。

・三良坂フロマージュ(広島)松原 正典(JCA理事)
「アカショウビン」 「富士山・炭」
・IL FIORETTO(イル・フィオレット)(大阪)山口 幸男氏
 「黒花 ~こっか~」★シルバー受賞(部門2位)
・ニセコチーズ工房(北海道)
 ・近藤 裕志氏 「ブルーチーズ 二世古 空【ku:】」(北海道)
日時:4/25(月)19:30〜 (21:30終了予定)
   ZOOMによるオンライン開催
  *メールアドレスに当日のZOOMの参加方法をお知らせします。
   お申し込みはYAHOOチケットサイトのパスマーケットからお願いします。
参加費 JCA会員・賛助会員  1,000円
    JCA会員ではない方  2,500円
    学生の方     500円
 *令和4年度新入会員の方も会員価格となります。
  会員申込は https://j-c-a.or.jp/entry