より良いコンフォートを目指して

広島大学の新しい搾乳牛舎にお邪魔しました。
搾乳ロボット1台を備える新しい搾乳牛舎は、34ベッドのフリーストール牛舎。開放型の牛舎設計に吸気側55インチ×4台、排気側55インチ×4台、順送55インチ×6台、同72インチ×2台のファンをセットして効率的な換気と暑熱対策に重点を置いていました。
このファン、これまでにないダイレクトモーター使用のファンで、牛舎内温度や湿度によって回転数を自動でコントロールするもの。それぞれのファンには個別のIPアドレスが振られ、個々のファンの稼働状況や運転時間なども管理できるといいます。
牛舎内に入らせていただくと、ベッドエリアも給飼エリアも、きちんと風が流れていることが体感できました。
牛舎設計の最重点項目は、もちろん「カウコンフォート」の徹底と教えてくれました。
このほか、インダクションライトを用いた長日管理にも取り組み、生産性のさらなる向上を見込んでいます。
同牛舎の詳細は次回のDairy PROFESSIONAL Vol.19で紹介します。