【響きました】
取材で訪れたM牧場。搾乳牛舎に飾ってあった文章が素敵でした。
目に留まるところにこのようなメッセージがあると、ふとした瞬間に初心に帰れそうです。
最新技術、知識も重要ですが、「哲学」や「考え方」も同様に重要だと思いました。
編集部の日常、感じたことを書いています
とある酪農家のKさんからこんな質問が「コーヒーの出がらしを畜産で活用している事例はありますか?」とのこと。
まれに敷料や臭気対策で牛舎に散布している例は聞きますが、確かに、昨今コンビニやカフェでて月にドリップコーヒーが飲めるようになり、その残さはかなり増えていることでしょう。
たまたま取材に出掛けていた際に出会った酪農家さん、なんとコーヒー粕をサイレージにして給与しているではありませんか。なんでも、コーヒーに含まれるポリフェノールが牛の健康増進に一役買っているのだとか。その酪農家さんは、コーヒー粕サイレージを製造する会社から仕入れて給与していました。サプリメントのように少量給与し、かれこれ10年くらい継続して使用しているとのこと。
未利用資源を酪農で活用するという良い事例を見ることができました。ひょっとするとまだ身近な捨てられている物が、酪農に活かせるかもしれませんね。
【今日は牛乳の日!】
6月になりました。2022年も折り返し点が見えてきました。早いものです。
今日は牛乳の日、そして今月は牛乳月間です。
「牛乳、飲みましょう!」という発信も重要ですが、生乳消費増に向けて、農場レベルでできることがないか考えていました。
例えば、最近は、コーヒーなどはブランドから生産者(焙煎者・販売者)の思いやソウルを載せた売り方が流行しており、消費者も、ただ単に買うだけでなく、そのコーヒーに込められたストーリーも一緒に買うような動きがあると感じています。
生乳に対する生産者の思いやストーリーならば、酪農家の皆さんに勝るものはないと思います。牛を健康に、愛情をもって育て、安全な生乳を搾ろうと日々頑張る皆さんの姿は、私達が農場に取材に行って肌で感じているので間違いないです。
「牛乳は”愛”でできている」と教えてくれた酪農家さんの言葉を思い出しました。
酪農家の顔や人柄が見えることでより、牛乳に親しむ人も増えるのではないでしょうか。
これから先も牛乳を美味しく飲んでもらうために、生産者の皆さんからもぜひ、生乳生産や酪農に関する発信をしてみてはいかがでしょうか!
【屋根の崩壊にご注意を!!】
北海道道東地域や東北、北陸、中部地方など各地で天候が乱れており、大雪が発生しています。
私の住む札幌市では朝家を出て夜帰宅する頃には目の前の道路の車線が一つ減っていました……
地域によっては湿った重たい雪が降ることもあり、屋根が崩れてしまったというお話も耳にしました。
今シーズンは短期間で一気に雪が降る傾向にあるようです。
皆さん!早め早めの除雪を!そして除雪の際は安全確保に十分ご注意ください!
おはようございます。今日は大晦日。とはいえ、多くの酪農家の皆様は、変わらず日々の作業に取り組んでいることと存じます。改めて酪農家の皆様、そして関係者の皆様、そして消費者の皆様に感謝です。
さて、この年末には農水省や業界団体、そして総理に至るまで生乳需給緩和と年末の牛乳消費の落ち込みにより生乳廃棄の恐れがあること、それを回避するために牛乳乳製品をいつも以上に摂取してほしいことなどをアナウンスし、各種メディアも取り上げられました。
そうしたアナウンスの効果によって、インターネット上、とくにSNSを中心に牛乳乳製品や酪農を応援するメッセージ、牛乳乳製品を使ったさまざまなレシピが公開されました。
コロナ渦によって牛乳乳製品の需給は変化しました。しかし、同時に今回のピンチによって多くのファンも得られたのではいか? と感じた年末です。
まもなく迎える2022年。より多くの方にファンになっていただき、酪農乳業がもっと盛り上がることを願っています。また、2022年もDairy Japanをよろしくお願いいたします。
それでは、皆様、良いお年をお迎えください。
写真は東京都・磯沼ミルクファームで撮影させていただいた牛乳乳製品のものです。