堆肥を極めし者

四国は某所に取材で訪れたときのお話です。

酪農場で出た糞尿は地域の堆肥処理センターに委託してとても助かっている。とのことで、訪ねてみました。

そこには100m×2の大きな施設があり、管理する皆さんの堆肥に対する考え方に感動しました。

同センターでは、発酵促進剤など人の手で外から何かを添加することは一切ないのだそう。

牛の腸の延長線をここで再現しているとのことでした。

菌、バクテリアが活発に活動する環境を実現するのに何年も試行錯誤を重ね、今ではできた堆肥は地域の畑に還元され活躍しています。

堆肥が良くなると作物も美味しくなるようで、さらにその堆肥は牛が良い糞尿をすることが大切なようです。

そのためには牛を健康に育てなければ。ということですね。

まさに、糞尿は宝ということを体感しました。

寒さか換気か?

【寒さか換気か?】

先日伺った鹿追町のS牧場。北海道の農場をまだ見慣れていない私は、哺育牛舎を見て「寒くはないのだろうか」と疑問に思い尋ねました。

S曰く子牛の寒さ対策はまず、いかに早く乾かすか。あとはジャケットとヒーターでなんとか。それよりも、寒いがゆえに牛舎を締め切ってしまい換気されていないことの方が良くないとのこと。

寒さの対策をするか?換気を良くするか?皆さんはどちらを重視していますか?

取材先にて

【取材先にて】

先日取材に伺ったI牧場。

事務所にお邪魔するとこんなものを発見しました。

 

DairyJapanでした。笑

いつもご愛読していただいてありがとうございます。「見たよ」とか「この記事は~」などの反応をいただけると、素直に嬉しいです。

また、まめに情報に触れている方は、改良や選択の際に考え方の引き出しが多いのかな、とも思いました。

キレイで気持ちの良い牛舎にお邪魔しました!

 

屋根の崩壊にご注意を!!

【屋根の崩壊にご注意を!!】

北海道道東地域や東北、北陸、中部地方など各地で天候が乱れており、大雪が発生しています。

私の住む札幌市では朝家を出て夜帰宅する頃には目の前の道路の車線が一つ減っていました……

地域によっては湿った重たい雪が降ることもあり、屋根が崩れてしまったというお話も耳にしました。

今シーズンは短期間で一気に雪が降る傾向にあるようです。

皆さん!早め早めの除雪を!そして除雪の際は安全確保に十分ご注意ください!

家族酪農の希望

2021年も終わりに近づいてきました。2021年のハイライトの一つでもあるのが、酪農青年女性酪農発表大会です。

先日、今回農林水産大臣賞を受賞した宮城県のKさんとお話しする機会がありました。

Kさんが発表したテーマは「既存の牛舎で生産倍増計画」です。規模を大きく変えずに生産乳量、農場収益ともに本当に倍増させてしまったお話でした。

規模拡大や自動化が注目されがちな昨今の酪農業界ですが、戸数の大半を占めるのは家族経営の酪農であることも事実です。規模に関わらず、まだまだ取り組めることはあるぞ! と前向きな気持ちにさせてくれます。

じつは本取り組みの内容はDairyJapan2021年3,4,5月号の「実践!ゲノム解析」で掲載しております。これを機会に皆様、今年のDairyJapanを見返してみてはいかがでしょうか? 改めて何かのヒントに出会えるかもしれません!!!