新年、あけましておめでとうございます。

昨年は酪農にとって、とても厳しい年でした。思い返せば、飼料費の高騰によって弊誌でも自給飼料系の情報を例年よりも多く提供させていただいた一年でした。自給飼料の増産は短期に解決できる問題ではありませんが、海外からの粗飼料や穀類の輸入依存度を少しでも減らすことは、酪農の底力を引き上げることになると再確認することにもつながったのではないでしょうか?

「明けない夜はない」とはよく使われる言葉ですが、わが国酪農もこの苦境から明ける時期が必ずやってくると信じています。そのために、本年も皆様に有用な情報を提供させていただこう――年末に改めて考えた2023年の抱負です。まだまだ厳しい状況が続きますが、酪農業界が前に向かって進めるよう願ってやみません。