バイオガス発電余熱で水耕メロン 酪農の可能性は無限大!

11月だというのに鈴なりのメロンが……しかも空中に!
ここは十勝管内新得町、屈指の大規模で知られる友夢牧場(植田昌仁社長、経産牛約1000頭)です。
「バイオガスプラントの余剰熱を利用して何かを栽培したかった。これは二期作目」とハウスの中を案内してくれたのは湯浅佳春会長。
通常では1株から数個しか収穫できないメロンが、このシステムでは数十個が実ります。
しかも三期作、つまり1年に3回、栽培・収穫できるそうです。

友夢牧場はこのシステムを今春に導入し、「冬は厳寒の十勝で、はたしてどこまでできるか試行錯誤しているところ」(湯浅会長)です。
今夏の一期作では、約350個のメロンを収穫し、しかも糖度18超(一般的高級メロンは糖度15が目安)という手応えを得ています。

「酪農には近年、バイオガス発電はじめ、今までになかった新たなチャレンジが生み出されている。まだまだ、いろいろなことができると思う。酪農の可能性は無限大!」と湯浅会長は語ってくれました。

※詳報はDairy Japan 1月号で。