自給飼料の最大活用を実現する!?酪総研シンポジウム?
2009 年 1 月 31 日
雪印乳業?・酪農総合研究所主催の「酪総研シンポジウム」が1月30日、札幌市内で開催され、酪農家や関係者など約200名が参加した。
冒頭で川成眞美所長が「自給飼料の増産・活用による酪農基盤の強化が叫ばれている今、酪農乳業の果たすべき役割は大きく、大いに期待されていることから、今回のテーマに至った」と挨拶し、以下の話題と事例紹介が行われた。
●自給飼料多給、栄養管理の省力化を視野においた乳牛改良のススメ
――田鎖 直澄氏(北海道農業研究センター)
これからの技術として、高持続性泌乳型の乳牛(ピーク乳量が極端に高くない代わりに長続きする)をつくり、飼養管理する研究を進めている。
それは乳牛の短命化を防ぎ、在群期間を長くすることにつながる。また、配合飼料の総必要量が減り、一群TMR管理などもしやすくなる。
●越冬が厳しい根釧地域でのアルファルファ栽培の経験
――福本 弘一氏(北海道別海町・酪農家、北矢ケレス友の会)
土壌凍結が厳しく、アルファルファが育ちづらい根釧地域でも、ケレスという品種のアルファルファの栽培に取り組み、定着の手応えをつかんだ。
株数を維持していくためには、プラウ耕起よりも表層攪拌が良いこともわかった。
●南十勝における自給飼料作物の生産・利用強化の取り組み
――山本 利浩氏(北海道広尾町・酪農家、?サンタドリームサプライ)
良質自給粗飼料の安定生産・安定供給を目指して、TMRセンターを4年前に立ち上げた。
労働力の削減、コントラ事業による地域への貢献、圃場作業の効率化、機械費の削減、購入飼料費の削減、肥料費の削減、飼養管理の充実などの効果が表れている。
●牧草・飼料作物の新品種と現場での活用技術
――高山 光男氏(雪印種苗?・北海道研究農場)
雑草(とくにシバムギ)が入り込んでいる草地が予想以上に多い。
良質粗飼料生産のためには、適正な施肥管理と、雑草草地から牧草地への転換が必要である。
その対策として、施肥管理者の育成、イタリアンライグラスの活用、除草剤を活用した簡易更新、放牧地へのペレニアルライグラスの追播などがある。
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